2005年09月13日

故郷

 生まれてから8歳まで、東京都中野区の野方に住んでいました。その後、何度か引っ越しましたが、子供の頃に食べた中華もりそばが忘れられず、大学に入った頃から、年に何回かは野方に行き、もりそばを食べた後、ついでに生まれ育った街を歩いたりしていました。
 この習慣は遠く千葉に越した後も続いていました。しかし今日、約半年ぶりに尋ねたところ、その店が閉店していました。ネットで調べたところ、5月29日に閉店していたとのことです。分かっていれば、閉店する前に、もう4・5回は行っていたのですが・・・。
 これで、野方に行く理由もなくなってしまいました。というわけで、今日は、生まれ育った団地の中も散歩しました。当たり前ですが、長い間歩いていなくても、団地の中の裏道まで、ちゃんと覚えていました。ただ、空部屋が増え、公園なども荒れている感じで、団地全体がくたびれているように見えました。築年数もかなりのものですし、もしかしたら先が長くないのかも、などとも思いました。
 こうやって、段々と「故郷」はなくなっていくものなのでしょうね。何とも言えない寂しさがありました。

2005年09月13日 23:53