2005年09月18日

打線が封じられ、再び5ゲーム差に

[ 野球 ]

 マリンスタジアムのマリーンズ対ライオンズ最終戦を観戦に行きました。先発は加藤投手と宮越投手。ともに先週のこのカードでリリーフとして好投しています。また、加藤投手は7月末のライオンズ戦以来の先発となりました。
 今季ここまでライオンズ戦2勝1敗の加藤投手ですが、初回に前の先発で本塁打を打たれている片岡選手に安打され、2死後にカブレラ選手に外角低めのボール球を左中間フェンス近くまで運ばれ、先制されます。
 一方、マリーンズは今江選手が今季初の二番に入る打順を組みます。しかし、1回裏、先頭の小坂選手が安打で出塁すると、その今江選手が併殺打を放ってしまいます。続く2回、2死無走者から里崎選手が痛烈な当たりを飛ばします。するとその打球が宮越選手の腕を直撃。そのまま降板になってしまいます。ここで急遽登板したのが昨日も1回を投げている新人の山岸投手。場合によっては一気に、というところでしたが、フランコ選手は二球目を打ち上げ、得点はなりませんでした。
 一方の加藤投手は2回は三者凡退に抑えたものの、3回、2死無走者から片岡選手に今度は二塁打を打たれ、さらにフェルナンデス選手に三遊間を抜かれて2点目を奪われます。そしてライオンズはこの緊急登板の山岸投手が素晴らしい投球。最初の頃はボール先行で打ち損じに助けられたような感じもあったのですが、だんだんと良くなり、なんと2回2死から7回まで、16人を完璧に抑えます。マリーンズ打線は外野フライ7に三振が5つという内容。とにかく外野に打ち上げるのが目立ちました。

 加藤投手も苦しみながら5回を2失点に抑えました。しかし、6回から登板の2番手の小宮山投手が代わりはなに安打とヒットエンドランで無死1・3塁として犠飛で追加点を取られ、さらに8回には新球「シェイク」を中村選手に左翼ポール直撃の本塁打されます。そして9回には久々の一軍登板となった川井投手がライオンズ打線につかまり、4点を追加され、8対0と一方的な展開となってしまいました。
 8回も森投手に無安打に抑えられたマリーンズ打線ですが、9回に調整登板みたいな感じの星野投手から代打の大塚選手が7号ソロ。さらにサブロー選手も13号2ランを放ちますが、時すでに遅し。8対3で敗れ、連勝は3で止まりました。また、ホークスが勝ったため、ゲーム差は5となり、再びホークスに「1位通過マジック」が点灯しました。緊急登板で素晴らしい好投をした山岸投手はプロ初勝利を挙げています。観客数は2万3千5百人ほどでした。

 福岡ドームのホークス対合併球団は新垣投手とケビン投手が先発。ともに好投し、投手戦となります。そして合併球団は5回途中でここまで2安打のケビン投手が謎の降板。二番手の歌藤投手は無失点に抑えましたが。7回に三番手の香月投手から代打で登場の大道選手が犠飛を放ち、ホークスが先制します。結局これが両チーム唯一の得点となりました。新垣投手は3安打1四球で完封勝利。観客数は3万5千人ほどでした。
 札幌ドームのファイターズ対イーグルスはダルビッシュ投手と一場投手の新人対決。しかし内容は大差で一場投手は2回途中で5失点KO。一方のダルビッシュ投手は2安打2四球とイーグルス打線を封じ込めてプロ初完封を達成しました。観客数は2万9千1百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対スワローズは能見投手と藤井投手が先発。スワローズが2点を先制しますが、3回に今岡選手のソロで追いついたタイガースが矢野選手の2ランで勝ち越し。さらに4回にも金本選手の3ランと矢野選手の二打席連続本塁打などで大量点。11対5で大勝しました。能見投手は久々となる3勝目を挙げています。観客数は4万7千3百人ほどでした。
 広島のカープ対ドラゴンズは長谷川投手と小笠原投手が先発。打撃戦となりましたが、ドラゴンズ1点リードの7回裏に守備の乱れでカープが追いつき、さらに嶋選手の3ランなどでカープが一挙5点を取って逆転。その後、永川投手・ベイル投手が1点ずつ取られますが、何とか抑えて10対8でカープが勝利。佐々岡投手が遅まきながら今季初勝利を挙げています。これでタイガースのマジックは8となっています。観客数は1万3千2百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対読売は那須野投手と上原投手が先発。序盤で読売が3点をリードしますが、中盤にベイスターズが追いつき、同点で迎えた9回裏に相川選手のサヨナラ打でベイスターズが勝ちました。観客数は2万1千2百人ほどでした。

2005年09月18日 23:48