2005年09月20日

連日の逆転勝利で3ゲーム差に

[ 野球 ]

 マリンスタジアムのマリーンズ対ホークスの第2戦に行きました。先発は渡辺俊介投手と和田投手でした。渡辺俊投手は立ち上がりから調子が良くなく、初回、1死から連打されて1・2塁となります。しかしここでここまで被本塁打11のうち4本を打たれている「天敵」松中選手を見逃しの三振に抑え、続く城島選手も抑えます。さらに2回の1死1塁はエンドランがライトフライになって併殺、3回の無死1・3塁は盗塁失敗があってこれまた無失点と、相手の作戦失敗に助けられた形でなんとか抑えます。しかし4回表、先頭の松中選手に今季5本目となる42号ソロを喫し、先制されてしまいました。
 一方、和田投手に対し、今江選手の内野安打のみで最初の一巡を抑えられたマリーンズ打線は、1点を追う4回も簡単に2死を取られます。しかしここでサブロー選手が内野安打で出塁。さらに今日5番に入った里崎選手が、右中間にあわや本塁打という二塁打を放って同点に。さらに今江選手も中前に弾き返し、2死からの三連打で逆転します。

 逆転してもらった渡辺俊投手は5回をこの試合初の三者凡退で抑え、勝利投手の権利を得ました。しかし、続く6回、またまた先頭の松中選手に43号ソロを打たれ、同点になります。これで今季被本塁打13のうち6本が松中選手となってしまいました。ただ、本日も含め、全てソロ。初回のように走者がいる場面では抑えています。
 そして追いつかれた直後の6回裏、再び2死無走者でサブロー選手が右中間を破る三塁打を放ちます。そして続く里崎選手が三塁線を抜く適時二塁打を放ち、再び勝ち越しました。
 再度勝ち投手の権利を得た渡辺俊投手ですが、7回1死から内野安打を打たれたところで降板となり、二番手に藤田投手が登板。続く川崎選手は1死ながら犠打を放ち、2死2塁で大村選手に代打・大道選手を出してきます。ここでマリーンズが昨日に続いて小野投手を投入。今日もこの危機を凌ぎました。
 その裏、マリーンズは1死から昨日4安打のフランコ選手の代打・大塚選手が起用に応えて二塁打を放ちます。続く西岡選手は打ち取られて2死2塁となったところで、なんとホークスは今日ここまで無安打の堀選手を敬遠し、福浦選手と勝負します。6回には2死2塁で今江選手を敬遠して李選手と勝負して抑えたホークスでしたが、ここではこの作戦は大失敗。福浦選手が中堅フェンスに達する2点二塁打を放ち、敬遠した堀選手の代走・小坂選手まで生還。大きな追加点が入ります。
 小野投手は8回に先頭のバティスタ選手の打球が直撃しますが続投し、松中選手・城島選手とクリーンアップを三者凡退に封じます。
 ところが9回表、昨日は併殺もあって三人で抑えた小林雅英投手が、1死から宮地選手に二塁打を打たれます。さらに代打の柴原選手がつないで1・3塁となり、ここで昨日も打たれた本間選手に適時打を打たれます。ちなみに本間選手は猛打賞。通算打率は2割6分台なのにマリーンズ戦は4割4分4厘です。小林雅投手は2ストライクまでは比較的簡単に取れるのですが、追い込んだ後の決め球を狙い撃ちされた感じでした。
 ここでマリーンズは小林雅投手をあきらめ、温存していた薮田投手を投入。夜のプロ野球ニュースでは解説者たちが驚いていましたが、スタンドでは監督がベンチを出た瞬間に拍手が起きていました。そして薮田投手は川崎選手を投ゴロに、さらに代打の的場選手をレフトライナーに抑え、5対3で逃げ切りました。
 なんでも小林雅投手は体調が万全ではなかったらしいとのこと。それもあっての薮田投手温存だったのかもしれません。いずれにせよ、不具合があるのなら、ベニー選手同様、プレーオフに間に合うよう、じっくり再調整をしたほうがいいではないでしょうか。
 というわけで、最終回に寿命が縮んだものの、4連戦の頭二つを取り、とりあえずマリンスタジアムでの1位通過決定を阻止しました。相手の4本柱の二人の試合を取っただけに、かなり大きいと言えるでしょう。なお、ヒーローインタビューは勝ち越し打の里崎選手。その後は恒例の「ライブ」もありました。時期が時期なだけに「We Love Marines」だけでしたが、プレーオフを制した際には、30分ライブを行うという宣言がありました。なお、試合の観客数は2万1千人ほどでした。ライブの観客も、一番後ろがどこにあるか見えないほどの集まり具合でした。

 札幌ドームのファイターズ対ライオンズは入来投手と帆足投手が先発。初回に押し出しで先制したライオンズが中盤にも追加点。ファイターズも7回に2点を取るなど反撃しましたが、時すでに遅く、5対3でライオンズが勝ちました。これでファイターズのプレーオフ進出の可能性はなくなっています。観客数は1万9千1百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ドラゴンズは井川投手と中田投手が先発。同点で迎えた6回に福留選手の2ランでドラゴンズが勝ち越し、さらに7回には藤川投手が被弾し、5対2でドラゴンズが直接対決を連勝。しかしゲーム差はまだ6.5です。観客数は4万7千3百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対カープは三浦投手とデイビー投手が先発。4回に種田選手の2ランで先制したベイスターズがその後も加点。三浦投手は7安打1四球ながらカープ打線を完封し、10勝目を挙げています。これでベイスターズとスワローズのゲーム差は1となっています。観客数は5千6百人ほどでした。
 東京ドームの読売対スワローズは高橋尚投手と石川投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万3千3百人ほどでした。

2005年09月20日 23:58