2005年09月01日

タイガース、今岡選手の連発で首位守る

[ 野球 ]

 甲子園のタイガース対ドラゴンズは下柳投手と山本昌投手というベテラン左腕対決となりました。ここ2試合ほど序盤で崩れていた下柳投手ですが、今日は初回に1点を先制されたものの、2・3回を無安打に抑えます。そして3回裏、シーツ選手の適時打でタイガースが追いつき、さらに今岡選手の2ランで勝ち越します。さらに5回には1死1・3塁として再び今岡選手に打順が。ここでドラゴンズは山本昌投手をあきらめて鈴木投手に交替しましたが、これが裏目に出て、今岡選手は2打席連続の24号3ランを放ちます。今岡選手は7回にも適時三塁打を放ち、この日6打点の大活躍でした。
 下柳投手は5回を3安打1失点。登板間隔に余裕があることもあり、点差があるにも関わらず、昨日に続いて福原投手を中継ぎに使い、ウイリアムス投手・藤川投手・久保田投手を投入するという豪華リレー。結局、8対1でタイガースが大勝し、首位陥落の危機を脱しました。観客数は4万7千2百人ほどでした。
 ところで、7回からドラゴンズはプロ初登板の小林投手を出したのですが、制球が定まらず頭付近の球を連発。8回無死1塁から檜山選手の頭にかする死球を出し、危険球退場となります。ところが、退場になった後に、怒りのおさまらぬ岡田監督が出てきて、それをきっかけに両チームの選手が本塁周辺に集まります。ただ、直撃したわけでもなく、タイミングもずれていたので、乱闘とはほど遠い雰囲気。両チームの外国人選手たちは談笑しているような感じでした。

 横浜のベイスターズ対カープは斉藤投手とデイビー投手が先発。カープは、ロマノ投手がハリケーンで実家が全壊して急遽帰国したために、急遽デイビー投手を上げています。そのデイビー投手が8回を5安打2四死球1失点の好投。一方、カープは3回に4連打などで3点を先制し、9回にも2ラン2本でダメ押しをし、7対1で快勝しました。観客数は9千5百人ほどでした。
 松山の読売対スワローズは西村投手と川島投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は2万3千1百人ほどでした。

 今日唯一のパリーグである神戸の合併球団対ライオンズはJP投手と宮越投手が先発。ライオンズは、初回にカブレラ選手が自打球を足に当てて退場する不運もあり、8回まで5安打無失点に抑えられます。一方、合併球団は4回に水口選手の今季1号で先制し、5回にはブランボー選手の16号ソロで追加点を挙げます。ライオンズは9回にJP投手の2四球もあった満塁とし、代わった菊地原投手から押し出し四球を選んで1点差としますが、加藤投手が後続を絶って2対1で逃げ切り、1日で3位に返り咲いています。観客数は9千6百人ほど。予備日の試合とはいえ、ゲーム差ゼロの3位争いにしては寂しい限りです。

2005年09月01日 23:59