2005年09月29日

タイガース、2年ぶり5度目のリーグ優勝

[ 野球 ]

 マジック1でむかえた甲子園のタイガース対読売戦は下柳投手と内海投手が先発。タイガースが勝てば優勝、という状況で読売戦をむかえたのは1973年以来です。その時は、今回と違い、「勝ったほうが優勝」という状況でのぞみ、タイガースは惨敗し、目の前で「V9」を達成されています。当時は私は物心がついていなかったので見てはいないのですが、観客がなだれこんだりして大変な事になっていたそうです。
 今回はその時と違い、残り6試合でマジック1という余裕の状況。しかも、先発投手はタイガースが最多勝争いをしている下柳投手に対し、読売はここまで4勝8敗で防御率5点台の内海投手ですから、おそらくファンが一番気にしたのは、「ドラゴンズ戦が終わるより先に勝てるかどうか」に絞られていたでしょう。実際、試合のほうも初回に失策で出た赤星選手を金本選手が適時打で帰してあっさり先制。さらに2回にも6・7・8の下位打線三連打で2点を追加します。
 一方、下柳投手は最初の一巡を完璧に抑えるなど、6回を4安打無四球で無失点に抑え、後は毎度おなじみの「いつもの三人」につなぎます。

 7回からは菊地原投手の中継ぎ登板記録を上回る79試合目となる藤川投手が3人で片付けます。その裏、3回以降抑えられていた打線が、満塁の好機から檜山選手と矢野選手の連続適時打で2点をダメ押しします。そして8回はウイリアムス投手が三者連続三振に抑え、いよいよあと1回となります。
 しかし、9回からの登板の久保田投手は、「胴上げ投手」という重圧のためか、いきなり連打され。続く小久保選手を打ちとって「あと一人」にしたものの、続く打者の時に暴投で1点を献上し、さらに安打されます。しかし続く阿部選手をレフトフライに打ちとって試合終了。金本選手がウイニングボールをつかむ形になりました。下柳投手はリーグ首位に並ぶ14勝目。観客数は4万8千5百人ほどでした。ちなみに、2003年は昼に勝った後、夜のスワローズの敗戦で優勝、1985年は引き分けての優勝ですから、タイガースの「勝って胴上げ」を見たのは日本シリーズを除けば初めてでした。
 これでタイガースは2年ぶり5度目のリーグ優勝を達成しました。率直に言って、今季開始前の「鳥谷選手を軸にしたコンバート」「檜山選手とスペンサー選手の併用」「ウイリアムス投手を中継ぎにして久保田投手を抑えに」という新機軸のいずれも疑問視していました。それがことごとく成功したのですから、自分の見る目のなさを恥じるよりありません。
 それにしても、井川投手は13勝したものの内容が良くなく、福原投手は内容は悪くないものの、援護がないこともあって14敗、下柳投手は安定した成績で勝星を重ねるものの6回限定と、絶対的な「エース」不在の中、最後は大差をつけての優勝ですから、やはり打線と継投陣が良かったのでしょう。一度8ゲーム差をつけたドラゴンズに0.5差まで迫られながら、再度突き放しての優勝というのは、ある意味、勢いに乗って突っ走った2003年や1985年以上の「堂々たる優勝」と言えるのかもしれません。

 横浜のベイスターズ対ドラゴンズは斉藤投手と佐藤投手が先発。序盤にベイスターズが3点をリードしますが、6回に追いついたドラゴンズが7回に勝ち越します。しかし、その裏にすかさずベイスターズが追いついて延長に。そして10回表、前の回から登板のクルーン投手から先頭の森野選手が二塁打し、続く「ピンチバンター」川相選手が犠打で進めた後、谷繁選手が意表のスクイズ。バント2つで勝ち越し、その裏は岩瀬投手が抑え、ドラゴンズが5対4で勝ちました。観客数は8千8百人ほどでした。
 広島のカープ対スワローズはデイビー投手と松岡投手が先発。カープ1点リードでむかえた9回表に、ベイル投手からリグス選手が同点本塁打を放ち、延長に。ともに11回に勝ち越し機を作りましたが生かせず、結局延長12回、3対3で引き分けました。観客数は1万7百人ほどでした。

2005年09月29日 23:50