2005年08月24日

投手戦に敗れ、再び5.5差つけられる

[ 野球 ]

 昨日に続き、マリンスタジアムのマリーンズ対ホークス戦を観戦に行きました。今日も雲行きは怪しかったのですが、最後まで雨は降りませんでした。
 先発は渡辺俊介投手と斉藤投手という「13勝対決」。初回、渡辺俊投手は5球で終わらせます。一方、その裏、1死から四球で歩いた堀選手が盗塁し、2死から今日も四番のサブロー選手が三塁線を抜く適時二塁打で先制しました。
 渡辺俊投手は、普段以上に遅い球を多用し、ホークス打線を抑えます。しかし3回表、先頭の本間選手が右翼線を抜く二塁打を打ち、続く的場選手が犠打を決め、さらに大村選手の犠飛と、首位らしい着実な攻撃で追いつかれます。
 斉藤投手は、2回以降は、安定した投球。左打者の内角に食い込むスライダーが素晴らしく、分かっていても打てないような感じです。4回に先頭の福浦選手が遊撃内野安打と悪送球で無死2塁と勝ち越しの好機を作りますが、先ほど適時打のサブロー選手をはじめ、3人で抑えられます。

 追いつかれた後の渡辺俊投手は相変わらず緩い球を生かした投球。4回には先頭のバティスタ選手をポテン安打で出しますが、今季4本塁打されている「天敵」松中選手を緩い球で三球三振にし、続くズレータ選手の三遊間の当たりを、小坂選手が超美技で併殺にし、結局3人で終わらせます。
 ところが6回、この回も3番からの攻撃で、簡単に2死を取りましたが、続くズレータ選手にバックスクリーンに第37号ソロを打たれてしまいます。
 一方、7回まで斉藤投手に3安打に抑えられてきたマリーンズ打線ですが、8回に先頭のパスクチ選手が四球を選び、代走の西岡選手が盗塁と、初回に点を取った時と同じ攻撃パターンで得点圏に走者を進めます。さらに続く橋本選手が得意の四球を選んで無死1・2塁と逆転の走者が出ます。ところが続く小坂選手がまさかのバント失敗で併殺となり2死2塁に。続く堀選手も倒れ、絶好の同点機を逸します。
 渡辺俊投手は9回も3人で片付け、5安打無四球2失点で完投し、打線の反撃を待ちます。そして9回裏、先頭の福浦選手が安打で出塁し、サブロー選手が送り、フランコ選手が歩いて1死1・2塁と、長打が出ればサヨナラの好機を作ります。しかし、続く今江選手が外野フライに、李選手が三邪飛に倒れ、2対1で敗れました。
 斉藤投手は4安打4四球1失点で完投勝利し、これで14連勝。一昨年も16連勝しており、2度の14連勝はプロ野球初とのことです。結果的には3回表と8回裏の犠打の成否がそのまま試合の結果を決めたような感じでした。一流同士の投手戦なだけに、ほんの僅かなミスが大きく試合を決めるという事なのでしょう。渡辺俊投手は今季3度目の完投負けです。
 これでゲーム差を5.5と、再び「アドバンテージ」がつく差となりました。また、対戦成績も7勝7敗の五分となっています。まだ直接対決は多いのですが、渡辺俊投手で負けた事を含め、大きな敗戦と言えそうです。観客数は2万7千人ほど。今季平日のマリンで2万7千人越えは初めてでした。

 仙台のイーグルス対合併球団は岩隈投手と川越投手が先発。1ヶ月以上勝星のない岩隈投手ですが、今日は好投。一方、打線も3回に連打と押し出しで2点を先制し、7回にも追加点を挙げ、4対1で勝ち、連敗を11で止めました。岩隈投手は8勝目を完投で飾っています。観客数は1万4千2百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対ファイターズは松坂投手と金村投手のエース対決。しかし、ライオンズ打線が初回から小刻みに得点し、6回以外毎回の8得点。一方、松坂投手は8回を小笠原選手のソロのみに抑え、8対1でライオンズが勝利。松坂投手は10勝目を挙げています。観客数は1万5千8百人ほどでした。

 広島のカープ対タイガースは大島投手と福原投手が先発。2回に前田選手の2ランで先制したカープが中盤にも大量の追加点。一方、プロ2試合目の登板の大島投手は7回途中までタイガース打線を今岡選手のソロのみに抑え、初勝利を挙げています。観客数は2万1千9百人ほどでした。
 ひたちなかのスワローズ対ドラゴンズはゴンザレス投手と朝井投手が先発。3回に先制したドラゴンズが8回に2点を追加、その裏、失策がらみでスワローズが1点を返すものの、9回は岩瀬投手が抑え、3対1でドラゴンズが勝ちました。観客数は1万1千人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対読売は土肥投手とマレン投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は1万5千1百人ほどでした。

2005年08月24日 23:52