2005年08月31日

中盤の逆転負けで首位通過マジック点灯を許す

[ 野球 ]

 福岡ドームのホークス対マリーンズは斉藤投手と清水直行投手が先発。14連勝中の斉藤投手に対し、2回に今江選手の適時二塁打でマリーンズが先制し、4回には1死1・3塁から2死満塁になる好機を逸するも、続く5回に四死球で得た好機から、五番に入った橋本選手の適時打で追加点を挙げます。
 一方の清水直投手は3回まで無安打投球。4回裏には2死満塁とされますが、城島選手を打ち取って無失点で切り抜けます。ところが、2点差とした直後の5回裏、先頭の宮地選手に内野安打を打たれ、続くカブレラ選手に左翼席に同点2ランを叩き込まれます。さらに1死後、大村選手に安打されますが、盗塁を読んでボールを外し、1・2塁間に挟みかけます。ところが、橋本捕手が二塁に悪送球をして大村選手は一塁セーフ。続く川崎選手がエンドランを決めて1・3塁とし、バティスタ選手の犠飛で勝ち越されます。

 続く6回にも2死1・2塁から清水直投手との相性の良さを買われてスタメン出場の鳥越選手が左翼フェンス直撃の2点適時二塁打を放って追加点。清水直投手はここでKOとなりました。
 逆転された後6・7回と斉藤投手に3人ずつで抑えられたマリーンズ打線ですが、8回に先頭のサブロー選手が四球で出塁します。続く橋本選手の打球は中前に抜けそうな当たりでしたが、斉藤投手の体に当たり、1塁アウトになります。ここで一旦治療のために斉藤投手はベンチに戻りますが続投。しかし、六番指名打者で入っていた里崎選手が適時二塁打を打って2点差とし、結局ここで斉藤投手は降板しました。
 ここで昨日に続き、2番手に三瀬投手が登板。昨日はこの継投が逆転のきっかけとなったので期待できたのですが、代打のベニー選手、さらには昨日三瀬投手から適時打を放っている今江選手も倒れ、昨日の再現はなりませんでした。
 そしてその裏、三番手の神田投手が先頭の城島選手に三塁打を打たれ、藤田投手をはさんで1死1・3塁とした後、五番手の薮田投手が鳥越選手に先ほどに続く適時打を打たれ、再び3点差にされてしまいました。
 9回表は馬原投手が登板。1死後、四球と堀選手のこの日三本目の安打で1死1・3塁と一発出れば同点という場面を作りますが、フランコ選手・サブロー選手が打ち取られ、6対3で敗れました。
 斉藤投手はこれでプロ野球タイ記録の開幕から15連勝を達成しました。そして、ホークスに「1位通過マジック」15が点灯しています。観客数は3万3千6百人ほどでした。
 今日は福浦選手と西岡選手がフル欠場。特に西岡選手はスタメンを外れた日も、普段なら9回に堀選手が出場した時に代走で登場します。それがなかったという事は昨日、足に受けた死球の影響でもあったのでしょうか。福浦選手とあわせ、ちょっと心配です。
 「マジック」は点灯されましたが、まだ約1ヶ月あります。特に9月はマリーンズにとってかなり相性のいい月なので、まだまだ逆転の「1位通過」の目は十分あるので頑張ってほしいものです。

 神戸の合併球団対ライオンズは川越投手と松坂投手が先発。初回に二死無走者からの三連打で合併球団が先制しますが、直後の2回表に、カブレラ選手の34号ソロで同点となります。その後は投手戦となりますが、7回にカブレラ選手の振り逃げをきっかけに満塁とし、中島選手の2点適時二塁打などで3点を勝ち越します。さらに9回にも2本塁打で追加点を挙げ、8対1で勝利。松坂投手は完投で11勝目を挙げています。観客数は1万7千4百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ファイターズは朝井投手と金村投手が先発。既に4年連続二桁を決めている金村投手対、5月に1勝したきりの朝井投手でしたが、序盤から得点を重ねたのはイーグルスで、金村投手を6回途中13安打6失点でKOします。一方、朝井投手は8回まで5安打無失点。9回二死1塁と初完封まであと1アウトとしますが、そこで1点を返されます。しかし、後続は抑え、プロ初完投で2勝目を挙げています。観客数は1万3千2百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ドラゴンズは井川投手と川上投手のエース対決。2回にタイガースが今岡選手と矢野選手の本塁打で3点を先制しますが、直後の3回表にウッズ選手が逆転満塁本塁打。さらに続く福留選手も本塁打を放ちます。続く4回も連打で井川投手がKOされ、二番手の橋本が打たれて2点を追加されます。その後、タイガースも檜山選手の通算150号となる本塁打などで2点差と迫りますが、ドラゴンズ内野陣の好守にも阻まれ、最後は岩瀬投手に抑えられ、7対5でドラゴンズが勝ちました。これでゲーム差は0.5に縮まっています。観客数は4万7千2百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対カープは秦投手と大島投手の先発でしたが、2回途中で大島投手をKOしたベイスターズが4回までに11得点。カープも2ラン2本を放つも、反撃はそれだけで11対4でベイスターズが圧勝しています。観客数は9千8百人ほどでした。
 大阪ドームの読売対スワローズはマレン投手とゴンザレス投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万3千人ほどでした。

2005年08月31日 23:50