2005年08月13日

清水直投手、大量援護で連敗止める

[ 野球 ]

 神戸の合併球団対マリーンズは吉井投手と清水直投手が先発。ここまで2連敗(実質3連敗)中の吉井投手に対し、マリーンズは相性を最優先した打順を組みました。そのため、サブロー選手がプロ初の4番に入りました。
 さて1回表、2番の堀選手が2試合連続の3号ソロを放って先制。そして2死からその4番のサブロー選手が起用に応えて7号ソロ。続くフランコ選手も2試合連続となる本塁打を放ち、3点を先制。今季これまで3点しか取っていない吉井投手に初回で3本塁打と借りを返します。
 一方、ここ5試合で援護が3点、とくに最近3試合はいずれも完封負けと驚異的な援護のなさで5連敗中の清水直投手。初回だけで過去5試合分相当の援護が入ったのに驚いて調子が狂ったのか、その裏、満塁から絶好調のガルシア選手に適時打を打たれるなどで、2点を返されます。
 しかし、直後の2回表、橋本選手に6号2ランが出て突き放し、ここで吉井投手をKO。さらに3回裏に1点返されると、直後の4回表にパスクチ選手の2試合連続の4号2ランで突き放すなど、取られたらそれ以上取り返すという、清水直投手が登板している試合とは思えないような打線爆発を見せます。

 極めつけは5回表、失策と四球で貰った好機から今江選手の適時打、続いて昨日お子さんが生まれた李選手の2点適時二塁打、そしてパスクチ選手の2打席連続2ラン、とどめに西岡選手の2ヶ月半ぶりの4号ソロが出てこの回計6点を挙げ、計13点となりました。
 というわけで過去7試合分に相当するような超大量援護を貰った清水直投手ですが、今日は今季最悪の出来。2回の1死満塁こそは相手のボール打ちもあって凌ぎますが、ガルシア選手に2打席連続本塁打を喫し、大西選手にも本塁打されるなど、5回6失点で降板。自責点6は今季最多です。しかしながら、援護のおかげで6月17日以来、約2ヶ月ぶりとなる8勝目を挙げました。これで今月4度目の二桁得点。3月以来となる対合併球団3連戦勝ち越しを決めました。対戦成績も5割に戻しています。観客数は2万6千人ほどでした。

 札幌ドームのファイターズ対ホークスは入来投手と杉内投手が先発。3回に連続二塁打で先制したファイターズが、8回にも小谷野選手のソロで追加点。一方、入来投手は森本選手の美技などもあり、ホークス打線を3安打に抑えて3年ぶりの完封。杉内投手も4安打完投でしたが、好投報われず、今季パリーグ相手の初黒星を喫しています。観客数は2万5千人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ライオンズはホッジス投手と西口投手が先発。2回までに8点を取ったライオンズが連日の大量点で11対4と圧勝。西口投手は15勝目で杉内投手に並びました。観客数は1万4千人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対スワローズは斉藤隆投手と館山投手が先発。2対1でむかえた9回表にクルーン投手が登板しますが、打球が左手に当たった影響か岩村選手が逆転適時打。しかし、その裏、石井投手から村田選手が逆転サヨナラ適時打を放ち、4対3でベイスターズが勝ちました。観客数は1万7千2百人ほどでした。
 広島のカープ対ドラゴンズは黒田投手と野口投手が先発。投手戦となりますが、8回に高橋光選手の連夜の殊勲打でドラゴンズが追いつきます。しかし9回、緒方選手にサヨナラ本塁打が出てカープが勝ちました。観客数は1万6千4百人ほどでした。
 東京ドームの読売対タイガースは上原投手と杉山投手が先発。連夜の延長となり、久保田投手が連夜のサヨナラ打を打たれたようです。これで今日のセリーグは3試合全てサヨナラ試合。これは2003年4月以来の事とかで、その時もタイガースはサヨナラ負けしています。そう考えると、むしろ縁起がいいのかもしれません。観客数は4万5千3百人ほどでした。

2005年08月13日 23:54