2005年08月12日

初回に打ち込んで圧勝

[ 野球 ]

 神戸の合併球団対マリーンズはスチュワート投手とセラフィニ投手という外国人左腕同士の先発でした。初回、2死1塁から里崎選手が四球を選んだ後、初の五番に入った今江選手、さらにはサブロー選手・フランコ選手と3連続適時打。とどめにパスクチ選手の4ヶ月半ぶりの3号3ランが出て、この回一挙6点を取ります。パスクチ選手は4安打で今週2度目の猛打賞となっています。続く2回にも堀選手の第2号ソロで追加点を挙げています。
 セラフィニ投手は2回に4安打で2点、5回には2死からの四球から1点を取られますが、あとは安定した投球で連続二桁得点中の合併球団を抑えます。2試合連続3本塁打中のガルシア選手の長打性の当たりをパスクチ選手が好捕する場面もありました。
 一方、打線のほうは5回にはフランコ選手の15号2ランで追加点。さらに6回には西岡選手を一塁において、20打数連続連続無安打と絶不調の福浦選手が久々の安打を放ちます。すると、西岡選手が俊足で三塁に。その送球の隙に福浦選手が暴走気味に二塁に向かいますが、それに気を取られた隙をついた西岡選手が一気に生還。さらに今江選手に適時二塁打が出て計11点となります。

 セラフィニ投手は7回7安打2四球3失点。8・9回は山崎投手が抑え、11対3と圧勝。合併球団の連勝を5で止めました。これでマリーンズは8月に入ってからいずれも三連戦の頭を取りました。ただ、前回・前々回とその後は連敗してカード負け越し。特に明日は6連勝中の吉井投手対、援護がなく3試合連続で完封負けで計5連敗の清水直行投手が先発。あらゆる点でマリーンズに不利な条件が揃っているだけに、重要な試合となりそうです。
 なお、観客数は1万5千人ほど。なんでも、合併球団は観客動員100万人とのことで、それを祝して、特製の白い帽子をかぶっていました。ただ、ヘルメットは元のままなので、捕手や打者がちょっと浮いて見えました。あと、あの大阪ドームの発表数と見た目の入り具合の差を見る限り、「本当に100万人?」という気がしなくもありません。

 札幌ドームのファイターズ対ホークスはダルビッシュ投手と田之上投手が先発。1対1でむかえた3回に、ズレータ選手が勝ち越し3ランを放ちます。ダルビッシュ投手は3回までで100球を投げ、押し出しを含む6四球でこの回で降板しました。一方、ホークスの田之上投手も4回途中で降板しましたが、そこから5人の投手をつぎ込み、最後は馬原投手が抑えて5対2でホークスが勝っています。観客数は2万8千2百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ライオンズは山村投手と宮越投手が先発。初回に2点ずつ取り合った後、3回にカブレラ選手が勝ち越し2ラン。さらに4回にもまたカブレラ選手に2打席連続2ランが出て突き放し、終盤にも追加点を挙げたライオンズが8対2で勝ちました。今季初先発の宮越投手が2勝目を挙げています。観客数は1万4千7百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対スワローズはセドリック投手と川島投手が先発。2回に失策がらみで無安打でスワローズが先制し、さらに青木選手に適時打が出てこの回3点。中盤には岩村選手とラミレス選手に本塁打が出て、6対1となります。川島投手は8回1失点と前回に続く好投で8勝目。9回裏に吉川投手が2ランを打たれましたが、最後は石井投手が締めて6対3でスワローズが逃げ切りました。観客数は1万6百人ほどでした。
 広島のカープ対ドラゴンズはロマノ投手とマルティネス投手が先発。2回に3点を先制したカープが2点リードで終盤をむかえますが、7回に高橋光選手に逆転3ランが出て、ドラゴンズが7対5で勝っています。観客数は1万4千7百人ほどでした。
 東京ドームの読売対タイガースは工藤投手と下柳投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万5千人ほどでした。

2005年08月12日 23:49