2005年08月17日

松坂投手を打ち込んで今季勝ち越しを決める

[ 野球 ]

 所沢のライオンズ対マリーンズは松坂投手と小林宏之投手が先発。マリーンズは2回表の無死1・3塁を生かせず0点で終わるなど、3回まで無得点に抑えられます。一方の小林宏投手も3回まで1安打無失点と好投します。
 そして4回表、この回先頭の4試合連続で四番のサブロー選手が今日2本目の二塁打を放ち、フランコ選手の内野ゴロで1死三塁とすると、昨日まで21試合連続安打中の今江選手が一塁後方に落ちる適時打を放ち、先制します。続く5回はこの回先頭の里崎選手が四球で歩き、小坂選手が送った後、西岡選手に今季10本目の三塁打が出て1点を追加、さらに福浦選手の内野ゴロで西岡選手も生還して3点目。今季2戦2敗の松坂投手相手に着実に得点を重ねます。
 さらに7回にはこの回先頭のパスクチ選手が2試合連続・この一週間で5本目となる7号ソロを左翼席に叩き込み、さらに安打の里崎選手を三塁に置いて、西岡選手がエンタイトル二塁打を放ち5点目。松坂投手をKOしました。さらに2番手の星野投手も攻めて、満塁から今江選手が2点適時二塁打を放ち、トドメを刺しました。

 さらに8回には里崎選手の適時二塁打、そして9回にはサブロー選手が四番に入って4試合で3本目となる9号ソロを放ち、9点目を挙げます。
 小林宏投手は、低めに球が集まり、ライオンズ打線に好機らしい好機を与えず、8回まで3安打1死球と完封ペースに進めます。ところが9回裏、先頭の石井義選手に本塁打をされ、プロ初完封はなりませんでした。計4安打でその内訳が単打・二塁打・三塁打・本塁打というのはかなり珍しいのでは、と思います。小林宏投手はここで降板しましたが、後はライオンズと相性のいい山崎投手が三人全て内野ゴロに抑え、9対1で快勝しました。
 これでマリーンズは6度目となる5連勝で今季68勝目。引き分けが二つあるため、これで早くも今季の勝ち越しが決定しました。これは1995年に69勝58敗3分で2位になって以来10年ぶり。過去20年で5割以上はその1995年と5割ちょうどの昨年のみ。その3回がいずれもバレンタイン監督なわけですから、その手腕のほどがよく分かります。なお、観客数は1万7千8百人ほどでした。

 福岡のホークス対合併球団は和田投手とスチュワート投手が先発。合併球団が3番に抜擢された牧田選手の犠飛で初回に先制しますが、5回にホークスが追いつき、6回にカブレラ選手に勝ち越し2ランが出ます。しかし8回にブランボー選手の2点適時二塁打が出て合併球団が追いつき、以下は両チームの救援投手がともに踏ん張り、結局延長12回を4対4で引き分け。試合時間は4時間43分、観客数は3万3千3百人ほどでした。これでマリーンズとのゲーム差は4.5と再び「アドバンテージライン」を割っています。
 東京ドームのファイターズ対イーグルスは金村投手と岩隈投手のエース対決。2回に高橋信選手の適時二塁打で2点をファイターズが先制。一方、金村投手はイーグルス打線を7回3安打無失点に抑えます。岩隈投手も好投しましたが、終盤にセギノール選手のソロなどで追加点を挙げられ、4対1でファイターズが勝利。イーグルスは8連敗で今月の成績が1勝13敗となっています。観客数は1万6千人ほど。また、ファイターズの東京時代のマスコットで、北海道移転後も東京ドームに限って登場していた「ファイティー」が、この試合を最後に引退しています。

 大阪ドームのタイガース対ベイスターズは福原投手と土肥投手が先発。とにかく援護に恵まれない福原投手ですが、今日は1回裏にいきなり3連打で先制し、さらに金本選手の犠飛で2点目を挙げます。福原投手は7回途中まで4安打無失点。その後は「いつもの三人」が抑え、8回裏にはダメ押し点が入り、3対0で完封リレーを達成しています。観客数は3万4千1百人ほどでした。
 広島のカープ対スワローズは小山田投手とゴンザレス投手が先発。序盤でスワローズが3者連続本塁打などで7対1とリードしますが、その後カープが反撃して7回裏には1点差に。しかし直後の8回表に、振り逃げをきっかけにスワローズが猛攻して一挙6点を取って試合を決め、最後は15対8の大差で勝ちました。観客数は1万1千3百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対読売は朝倉投手と内海投手が先発。ここのところ、2試合続けて初回に失点していた朝倉投手ですが、今日は立ち上がりから好投。一方、打線は3回までに5点と援護します。結局朝倉投手は1点こそ許したものの、7安打で完投勝利を挙げています。観客数は3万7千2百人でした。

2005年08月17日 23:41