2005年08月08日

意外な交通の難所

[ 交通 ]

 西船橋で京葉線に乗り換える用事がありました。駅が近づいて席を立とうとすると、ドアの前で初老の男性が小学生くらいの女の子数人に案内をしています。しかし、「南行徳はこの地図の・・・あれ、これには東西線は載っていないのか」という感じで、かなり頼りなさげです。
 降りた後、乗り換え通路に行ったのですが、案の定、先ほどの女の子たちが何がなんだか分からず、立ちすくんでいました。見ず知らずの女の子にいきなり声をかける、というのは変質者みたいで嫌だったのですが、放っておくわけにもいきませんし、自分の乗り換えにはまだ時間があったので、東西線の各駅停車が来るホームまで、直接連れて行きました。
 案内し終わってから、7方向に路線が延びていて、しかも鉄道会社が3つあるにもかかわらず、改札は一つだけ、という西船橋駅の構造はかなり珍しいのでは、と気づきました。
 そのような駅で、土地感のない子供に口頭で南行徳への行き方を教えるのはかなり大変です。おそらくは「中野行きか三鷹行きに乗って」などと言ったのでしょうが、西船橋駅発の「中野行きか三鷹行き」は、総武線・東西線各駅・東西線快速の3種類があり、うち南行徳に行くのは東西線各駅のみです。
 したがって、よほど詳しく案内しなければ、迷うのも当然でしょう。慣れている身としては普通に使っていた駅が、実は「交通の難所」である、という事を今更ながら知りました。

2005年08月08日 23:59