2005年05月29日

里崎選手、打撃にリードに歌と大活躍

[ 野球 ]

 マリンスタジアムにマリーンズ対ベイスターズ戦を見に行きました。今日は10時半頃に着いたのですが、FC割引チケット売場はすでに行列になっており、買うまで20分くらいかかりました。試合直前には、千葉のよさこい踊りサークル(?)が6つくらい来て、球場を埋め尽くすほどの人数でよさこい踊りをしていました。千葉でよさこい踊りがそんな盛んだとは知りませんでした。ただ、試合直前のグランドに大量の人を入れるのはどうなのか、と気にもなりました。
 先発は渡辺俊介投手と新人で先週プロ初勝利を挙げた那須野投手。渡辺俊投手は、先頭の石井琢郎選手を歩かせて、二塁に送られますが後続を絶つという、3週間前のベイスターズ戦と全く同じ立ち上がりでした。
 その裏、先頭の西岡選手が内野安打で出塁しますが、続く堀選手は打ち取られます。このあたりまでは那須野投手はストライクが先行していました。しかし、続く福浦選手に粘られて、11球で四球にして調子が狂ったのか、続くベニー選手も歩かせて満塁に。ここで五番に入っている里崎選手が、左翼スタンドにプロ初となる満塁本塁打を叩き込み、早くも4点を先制します。結局、那須野投手は初回を3安打3四球4失点で、1回を投げたところで降板となってしまいました。
 ベイスターズの二番手は加藤投手。三週間前に18点を取った時の先発です。2回の代わりばなに西岡選手が、3回にも先頭の李選手が12号となるソロを打った時は、これは三週間前の再現か?とも思ったのですが、そこからは好投。以降7回まで1安打にマリーンズ打線を抑えます。
 一方、渡辺俊投手は3回まで無安打。これも三週間前と同じです。そして、4回に初安打を喫するところまで三週間前と同じだったのですが、この安打が小池選手の本塁打。これで対ベイスターズ連続無失点は12回で止まってしまいました。さらにこの回に今江選手、さらに渡辺投手自らの失策で走者を溜め、適時打を2本打たれ、計3点を返されました。
 しかし、それ以降は再び好投し、8回までベイスターズ打線を計5安打1四球3失点(自責1)と抑えます。そして9回は小林雅英投手が登板。先頭の種田選手に初球を安打された上に盗塁されますが、後はきちんと抑えました。渡辺俊投手はリーグ単独首位となる8勝目、小林雅投手は16セーブ目です。観客数は2万7千人ほどでした。

 ヒーローインタビューは渡辺俊投手と里崎選手でした。最後にアナウンサー氏にマイクを渡された里崎選手は、「球場正面で渡辺俊投手と一曲歌う」と宣言していました。ここまでも二回ほど歌っている里崎選手ですが、「デュエット」は初めてです。
 というわけで、今日は早めに球場を出て、ステージ前の比較的いい場所を確保して待っていました。この「ステージにヒーロー登場」は最近では恒例化していますが、今日は先ほどの宣言があったので、普段とは桁違いの人の集まり具合。振り向いてみても、どのくらい人がいるのか分からないほどです。マスコミ発表だと4千人とのことでした。
 そしてしばらくして両名が登場。里崎選手は上を着替えていましたが、渡辺俊投手はユニフォームのままでした。右すねにマウンドの土がかなりついている状況までよく見えます。あと、渡辺俊投手の脇のところに切れ目が入っていました。これは最近の流行なのか、渡辺俊投手独自のものなのか、気になるところです。
 それはさておき、いよいよ「ライブ」が開始。球場で売っている「マッチカード」を歌詞カード代わりに「We Love Marines」を熱唱。さらにファンの熱烈なアンコールに応え、2005年マリーンズイメージソングの「夢への翼」まで歌ってくれました。ちなみに、この企画は、初回に満塁本塁打を打った時から考えていたとの事でした。
 ところで、今日は三日ぶりに福浦選手が出場。先述したように、那須野投手を崩すきっかけの四球を選んだのですが、3回の守備から交替していました。大差がついた事もあるのでしょうが、やはりどこか故障しているのでしょうか。心配です。

 仙台のイーグルス対タイガースは岩隈投手とブラウン投手が先発。連勝中のイーグルスでしたが、初回に岩隈投手が3失点。その後も点の取り合いとなりましたが、結局この初回が大きく、9対6でタイガースが勝ちました。ブラウン投手は2度目の先発で3勝目。岩隈投手は3連敗となっています。観客数は1万9千1百人ほどでした。
 福岡ドームのホークス対ドラゴンズは田之上投手とマルティネス投手という今季初登板対決。初回にホークスが3点を取って逆転しますが、中盤にドラゴンズが追いついて延長に。そして10回表にドラゴンズが大西選手の代打適時打で勝ち越し、4対3で勝ちました。観客数は3万2千2百人ほどでした。
 札幌ドームのファイターズ対スワローズは正田投手と館山投手が先発。今日も序盤に得点を重ねてリードしたスワローズが中盤のファイターズの反撃をかわし、7対5で勝ちました。観客数は2万3千6百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対カープは涌井投手と森投手の新人対決。ともに好投し、特に涌井投手は7回途中まで1安打1四球で無失点でした。8回に失策がらみでカープが同点にしましたが、10回に栗山選手が代打サヨナラ打を放ち、2対1でライオンズが連日のサヨナラ勝ちとなりました。観客数は2万2千3百人ほどでした。

 唯一のナイターとなった神戸の合併球団対読売はJP投手と高橋尚投手が先発。初回に小久保選手の3ランで読売が先制しますが、直後に合併球団が1点を返し、続く2回も無死1・3塁から日高選手のあわや本塁打かという犠飛で1点差に迫ります。さらに平野選手が右中間に飛球を放ちますが、これをローズ選手が空中で好捕。併殺となり同点機を逸します。その後は、両チームとも走者は出ますが、点は入りません。
 しかし7回裏、先頭の村松選手が歩いたところで高橋尚投手は降板。二番手のシコースキー投手は犠打を二塁でアウトにしますが、牽制悪送球で結局走者は2塁に。そして後藤選手の適時打が出て同点となります。そしてそのまま延長へ。12回表に読売は1死2・3塁の好機を作りますが連続三振で得点できません。その裏も0点で結局3対3で引き分け。このカード6試合で二度目です。ともに二桁安打を放ちながら3点ですから、拙攻合戦と言えるかも知れません。特に合併球団は終盤の二度のバント失敗が響きました。観客数は2万4千9百人ほどでした。

2005年05月29日 23:22