2007年09月09日

失策から失点し、連勝止まる

[ 野球 ]

 仙台のイーグルス対マリーンズは朝井投手と渡辺俊介投手が先発。今日は、守備位置も含め、昨日と全く同じ打順でした。
 初回はともに1安打しながら無得点でした。続く2回に至っては、ともに先頭打者を出した後に併殺で二死となり、再び安打が出ると、全く同じパターンで得点出来ません。
 しかし3回、マリーンズが2死からの早川選手の二塁打をまたも生かせなかったその裏、先頭の鉄平選手の当たりは内野で大きく弾んで安打に。さらに続く嶋選手の犠打を二塁に送球したものの、これをTSUYOSHI選手が失策。さらに渡辺直選手の犠打がいいところに転がって内野安打と、外野に球が飛ばずに無死満塁に。ここで得点圏打率の高い高須選手が先制適時打を放つと、続く草野選手の当たりはオーティズ選手が好捕するも、三塁走者が生還して2点目が入ります。

 続く4回はともに三者凡退で終わった後に迎えた5回、1死から里崎選手の三塁ゴロが失策となり二塁に進塁。今江選手が朝井投手との同期対決を制した安打で1・3塁とすると、マリーンズはTSUYOSHI選手の打順で塀内選手を代打に。試合中にTSUYOSHI選手が手のひらを痛めたための起用ですが、これに塀内選手が応え、適時打を放って1点を返します。なおも早川選手の死球で満塁としますが、ここは福浦選手が倒れます。
 さらに続く6回、先頭のサブロー選手の安打の後、オーティズ選手が二塁打を放って無死2・3塁に。ここで大松選手に犠飛が出て追いついた後、ズレータ選手が安打でつないで1・3塁とし、里崎選手の内野ゴロが併殺崩れとなって、マリーンズが逆転に成功します。
 4・5回と三者凡退で抑えた渡辺俊投手は、勝ち投手の権利を得た6回裏も簡単に2死を取ります。しかし、そこから山崎武選手に安打されると、憲史選手・フェルナンデス選手と連打され、同点に追いつかれてしまい、ここで降板となってしまいます。
 直後の7回、先頭の早川選手が安打するも、エンドラン空振りのような感じでアウトとなり、その後福浦選手が四球で出る、というややちぐはぐな攻撃で勝ち越せません。続く8回も先頭の大松選手が歩くも、ここも無死の走者を生かせません。
 7回は荻野投手と川崎投手の継投で抑えたマリーンズ投手陣ですが、8回裏、先頭の山崎武選手の三塁ゴロを、今江選手が悪送球して無死2塁に。ここで四番手の薮田投手が登板するも、犠打で三塁に進まれた後にフェルナンデス選手の犠飛が出て、無安打で勝ち越しを許してしまいます。
 そして9回は小山投手の前に三者凡退。自責2ながら失点4と、失策がそのまま敗戦につながる形で連勝は3で止まってしまいました。観客数は1万7千9百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対ライオンズは八木投手と小野寺投手が先発。2ラン2本ずつの2対2で迎えた4回表、1死2塁から和田選手に12号2ランが出てライオンズが勝ち越します。
 さらに5回、先頭の銀仁朗選手が安打で出塁すると、牽制悪送球で一気に三塁に。ここで赤田選手に適時二塁打が出て追加点となり、ここで八木投手はKO。さらにGG佐藤選手に25号2ランが出て、ライオンズが差を拡げます。
 その裏、ファイターズも2点を返し、それ以降も安打は出ますが得点はできず。結局、ライオンズより多い12安打を放ちながら4点にとどまり、12安打8点のライオンズが勝っています。観客数は3万2千7百人ほどでした。

 福岡のホークス対合併球団はガトームソン投手と川越投手が先発。初回に川崎選手の三塁打と松中選手の適時打でホークスが先制するも、5回に日高選手の適時打で合併球団が追いつき、村松選手の犠飛で逆転に成功します。
 しかしその裏、本多選手の適時打で追いつくと、続く川崎選手の適時二塁打が出てホークスが再逆転。さらに多村選手にも適時打が出ます。
 そしてホークス2点リードで迎えた7回に先頭の大引選手が安打。ここで二番手の篠原投手が登板するも、安打と犠打で走者を進めた後、村松選手の適時打で1点を返されます。そこから、「一人一殺継投」で2死満塁までこぎつけますが、この回五人目となった水田投手が北川選手に逆転2点適時打が出て、この試合3度目の逆転で合併球団がリードを奪います。
 その裏、ホークスは先頭の本多選手が安打すると、ここで本塁打が出ればサイクルという川崎選手に犠打をさせます。しかし、この作戦は実らず、多村選手と松中選手が倒れ、追いつくことができません。そして最後は加藤大投手が締めて合併球団が5対4で勝利。6回を抑えた小松投手がプロ初勝利を飾っています。観客数は3万2千人ほどでした。
 これで今日のパリーグは上位三球団が全て負けるという展開。というわけで、順位争いには何ら変動はありませんでした。

 東京ドームの読売対タイガースは高橋尚投手と下柳投手が先発。高橋尚投手は火曜に5回KOされて以来の中四日です。
 その高橋尚投手に対し、タイガースは先頭の鳥谷選手が二塁打を放つと、プロ初の二番となった浜中選手の安打でつなぎ、シーツ選手の適時打で先制します。しかし、なお続く無死1・3塁から四番以下が倒れ、1点に終わります。
 するとその裏、下柳投手はそれ以上に立ち上がりが悪く、四球の後に適時二塁打を打たれて即座に追いつかれると、さらに適時打と犠飛で一気に3点を失い、逆転されます。
 しかしタイガースは3回に浜中選手の4号ソロで1点差に迫ります。さらに続く4回に二死無走者から八番の関本選手が四球を選ぶと、早くも下柳投手をあきらめ、狩野選手を代打に起用。これが成功し、同点適時三塁打を放ちます。
 さらに続く5回、先頭の浜中選手が早くも猛打賞となる内野安打を放つと、シーツ選手が二塁打で無死2・3塁と勝ち越し機を作り、続く金本選手が右翼フェンス直撃の適時二塁打を放ち、ついにタイガースが2点を勝ち越します。
 しかしその裏、前の回は三人で抑えた二番手のダーウィン投手が、四死球で出した走者を適時二塁打と内野ゴロで帰されて、即座に追いつかれます。
 さらに7回、2死無走者から葛城選手が四球を選ぶと、途中出場の赤星選手の二塁打でつないだ後、矢野選手に2点適時二塁打が出て再び2点を勝ち越します。さらに二死満塁まで迫りますが、ここは鳥谷選手が倒れ、さらなる追加点は挙げられません。
 その裏、普段ならウイリアムス投手が登板するところですが、今日はベンチ入りこそしているものの、腹痛が治らずに登板回避。代わりに江草投手が登板しますが、1死から四球を出すと、同点2ランを喫してしまいます。
 タイガースは8回は橋本健投手が、9回は久保田投手が抑えて、延長に入ります。
 そして10回、読売は上原投手を投入。しかし、先頭の関本選手が安打すると、続く藤本選手が犠打を決めます。ここで鳥谷選手が右中間を抜く三塁打を放ち、タイガースがこの試合四度目の勝ち越し。さらに途中出場の藤原選手も追い込まれながら右翼線に落とし、リードを2点とします。
 その裏は当然、藤川投手が登板。しかし、いきなり先頭打者に安打され、次打者は三振に取ったものの、その間に暴投で二塁へ。そして2死後に適時打で1点差とされます。さらに、2死1・2塁と長打でサヨナラ、という場面を迎えますが、最後は本日3打点の二岡選手を三球三振に。9対8で勝ったタイガースが連勝を10に伸ばして首位を守りました。逆に読売は三位に落ちています。観客数は4万5千7百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対スワローズは中田投手とグライシンガー投手が先発。1回裏、勝数・防御率とも一位のグライシンガー投手に対し、先頭の井端選手が二塁打を放つと、荒木選手も続き、そこから四者連続適時打で、一挙に4点を先制します。
 そこからグライシンガー投手は立ち直りますが、中田投手が好投。スワローズは5回に失策がらみで1点を返すにとどまります。
 そして9回は岩瀬投手が三人で抑え、これで史上六人目となる通算150セーブを達成しています。観客数は3万7千9百人ほどでした。
 広島のカープ対ベイスターズは大竹投手と寺原投手が先発。2回に村田選手の25号ソロでベイスターズが先制すると、続く3回には金城選手の2点適時二塁打で追加点を挙げます。
 寺原投手は6回2失点で10勝目の資格を得て降板し、後は中継ぎ三人で抑え、1点リードのまま9回裏を迎えます。そして9回はクルーン投手が登板。簡単に2死を取りますが、そこから梵選手に安打されると、盗塁と四球で1・2塁に。ここでアレックス選手が詰まりながら右前に落とし、土壇場でカープが追いつきます。
 ところが、直後の10回表、1死から失策で走者が出て、2死後に仁志選手に適時二塁打が出てベイスターズが再び勝ち越し。そしてその裏は、吉見投手と加藤投手の二人で抑え、ベイスターズが4対3で勝っています。観客数は1万7千5百人ほどでした。

2007年09月09日 23:11