2007年09月17日

終盤で追いつくも最後にサヨナラ負け

[ 野球 ]

 大阪ドームの合併球団対マリーンズは中山投手と清水直投手が先発。今日のマリーンズは早川選手・福浦選手・サブロー選手・大松選手と、四人がスタメンから外れ、変わりに大塚選手と堀選手で1・2番、ベニー選手・ズレータ選手・里崎選手というクリーンアップで7番には竹原選手が入る、という布陣でした。
 初回、マリーンズは簡単に二死になりますが、そこからベニー選手とズレータ選手が連打し、里崎選手に適時打と、中軸の三連打で先制します。
 さらに2回、2死から、今日が地元関西最後の試合と張り切る今江選手が左翼席に6号ソロを放ち、追加点を挙げます。

 一方の清水直投手は3回まで四球1のみの無安打に抑えます。しかし4回1死からラロッカ選手に死球。これが日本新となるシーズン25個目ということで、当たった瞬間、ラロッカ選手はヘルメットを脱ぎ、両手を挙げて歓声に応えていました。続くローズ選手の当たりは、シフトを敷いていた遊撃手が二塁ベース近くで捕球するも内野安打に。そして北川選手も安打して満塁になった後、アレン選手の適時打でまず1点を返されます。
 ここで打席は清水直投手の「天敵」後藤選手。ここも相性通り、右中間を抜かれる2点適時二塁打となって逆転。さらに前田選手にも適時打が出て、一挙4点を失い、清水直投手は前回に続いて序盤KOとなりました。
 マリーンズは5回に先頭の今江選手が安打して犠打で進むも、1・2番が倒れて0点。続く6回も2死から連打しますが、ここも二番手の小松投手に抑えられます。
 一方、マリーンズも二番手以降が好投。4回1死満塁から登板した高木投手は、1・2番を抑えると、続く回も中軸三人を三者凡退にするなど無安打投球。そして三番手の小宮山投手も6回途中から登板し、7回も0点に抑えます。
 一方、二番手の小松投手に7回を三人で抑えられたマリーンズ打線ですが、8回1死から、ベニー選手が久々の中軸起用に応えて11号ソロを放って1点差とします。さらに二番手の大久保投手から内野安打と四球で1死1・2塁に。ここでマリーンズが代打に大松選手を起用すると、合併球団は左の菊地原投手を投入。するとマリーンズは代打の代打でサブロー選手を起用しますが、併殺に打ち取られてしまいます。
 続く9回、合併球団は昨日打たれた加藤大投手を起用。すると先頭のオーティズ選手が安打し、今江選手の犠打で進みます。ここで途中出場の福浦選手が右前に弾き返して1・3塁に。そして2死後、早くも最後の野手となる橋本選手が代打で登場。1-3から右越の適時二塁打を放ち、昨日に続いて最終回で追いつき、延長に入ります。
 続く10回、6番手の本柳投手から先頭のTSUYOSHI選手がバント安打し、盗塁で二塁に進みます。しかしここも得点できません。
 投げては小宮山投手の後、荻野投手をはさんで、追いついた9回からは川崎投手が登板。いずれも得点圏までサヨナラの走者を出しますが、0点に抑えます。そして11回も昨日失点した薮田投手が二番からの攻撃を三人で抑えます。
 12回のマリーンズは二番からの攻撃ですが三人で終わります。その裏、マリーンズは小林雅英投手が登板。しかし、先頭の北川選手に安打され、犠打と敬遠で1死1・2塁とした後、大引選手にも安打され、満塁となります。続く日高選手は三球三振に打ち取って2死満塁としますが、途中出場の木元選手に二遊間を抜かれてサヨナラ負け。小林雅投手はこれで7敗目となっています。観客数は2万人ほどでした。

 福岡のホークス対ファイターズは新垣投手とスウィーニー投手が先発。ファイターズは昨日9回に死球を受けた稲葉選手が欠場となりました。初回に内野ゴロて適時打で2点を先制したホークスが、2回に川崎選手の2点適時三塁打と、序盤で差をつけます。
 一方、新垣投手は稲葉選手を欠くファイターズ打線を抑え込みます。そして中盤にも着実に追加点を挙げ、あわせて10得点。一方、新垣投手は4安打3四球で今季初完封。10対0と大勝したホークスが首位ファイターズとの差を1としています。観客数は3万4千5百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対イーグルスは帆足投手とドミンゴ投手が先発。2回にライオンズが先制した後、片岡選手の今季1号3ランも出て一挙5点を挙げ、早々とドミンゴ投手をKO。その後も追加点を挙げます。一方、帆足投手はイーグルス打線を2安打2四死球に封じ、こちらも今季初完封。9対0とライオンズが大勝し、再び同率4位となっています。観客数は1万6千人ほどでした。

 甲子園のタイガース対読売は下柳投手と木佐貫投手が先発。0対0で迎えた4回、2死無走者から葛城選手が四球を選ぶと、矢野選手が安打でつなぎます。そして、続く関本選手のフラフラと上がった打球が右翼線に落ち、タイガースが先制します。
 下柳投手は4回まで2安打無失点。5回も簡単に2死を取りますが、そこから安打されます。すると直後にスコールのような強雨が降り出し、試合が中断します。このまま終わると、「あと一人」でノーゲームとなるところでしたが、何とか雨が上がり、試合再開。下柳投手はここも0点に抑えます。
 しかし続く6回、下柳投手は1死から本塁打を喫し同点となり、4安打無四球1失点ながら、この回で降板となりました。
 7回表は、一昨日登板数日本記録を更新した久保田投手が登板し、0点で抑えます。そしてその裏、2死無走者から赤星選手が投手強襲宇安打で出塁します。そして、続くシーツ選手の打球は右翼線に。スタートを切っていた赤星選手が一気に生還し、タイガースが再び勝ち越します。
 8回表をウイリアムス投手が抑えると、その裏、1死から葛城選手がフェンス上の網を直撃する、あと数十センチで本塁打となる二塁打を放ちます。すると、続く矢野選手も二塁打を放って追加点。さらに関本選手が安打で1・3塁とした後、代打で登場の桧山選手に犠飛が出て、4対1となります。
 そして9回は藤川投手が登板。四番からの攻撃でしたが三人で抑えて試合終了。タイガースが勝って再び首位に。一方、読売は首位から一気に三位となっています。観客数は4万8千5百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対ドラゴンズは石井一投手と山井投手が先発。石井一投手は立ち上がり、1死1塁から連続安打で満塁とし、森野選手の走者一掃の適時二塁打でドラゴンズが先制。さらに英智選手に3号2ランが出て、いきなり5点を奪います。
 その裏、スワローズも連続本塁打で即座に2点を反撃。また、4回にはラミレス選手の失策でドラゴンズが2点を追加しますが、5回裏にはそのラミレス選手の2点適時打で再度点差を縮めます。
 6回にもドラゴンズが突き放しますが、その裏、川本選手の6号2ランが出ると、続く7回には青木選手の19号ソロでついにスワローズが1点差に迫ります。
 そして迎えた9回裏、ドラゴンズは当然ながら岩瀬投手が登板します。しかし、いきなり失策と安打で無死1・2塁と、長打が出れば逆転サヨナラの場面となります。しかし、岩瀬投手は続く青木選手を三振に打ち取ると、田中浩選手を併殺に打ち取って試合終了。ドラゴンズが何とか反撃をかわし、8対7でドラゴンズが逃げ切っています。これでドラゴンズは二位に復帰しています。観客数は1万9千4百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対カープは三浦投手と長谷川投手が先発。6回まで両チーム合わせて5安打で0対0という投手戦でした。しかし7回裏、佐伯選手が二塁打で出塁すると、失策と暴投でベイスターズが2点を先制します。さらに三浦投手に適時二塁打が出た後、仁志選手と金城選手の本塁打で一挙6点をベイスターズが奪います。
 終盤、カープも反撃しますが、この大量点が大きく、6対3でベイスターズが勝っています。観客数は1万6千4百人ほどでした。

2007年09月17日 22:32