2007年09月20日

成瀬投手の粘投とまさかの継投で逃げ切る

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ホークスは成瀬投手とスタンドリッジ投手が先発。今日は福浦選手とサブロー選手が3・4番に、オーティズ選手も7番に復帰し、ズレータ選手が8番、9番には昨日4安打の堀選手が三塁で入りました。一方のホークスは松中選手が筋肉の張りでスタメンから外れています。
 初回、成瀬投手は簡単に二死を取りますが、そこから連打されて2・3塁とされますが、何とか抑えます。
 その裏、マリーンズは1死から早川選手が安打すると、その打球を中堅手が後逸して二塁に。続く福浦選手が適時打を放ち、マリーンズが先制します。

 援護点を貰った成瀬投手ですが、初対戦のホークス相手に安打を打ちまくられます。2回も先頭打者に安打された後、2死2塁から安打されます。しかし、ここは何とか凌ぎます。
 しかし続く3回表、先頭の川崎選手に内野安打されると、田上選手にも続かれて無死1・3塁に。ここで小久保選手に適時打を喫してついに追いつかれます。さらに続く多村選手にも安打されて無死満塁とされますが、そこから後続を抑えます。結局、無死から4連打されながら最少失点で凌ぎ、逆転を許しません。
 さらに続く4回も2死から連打され、早くも二桁安打となってしまいます。さらに、四球を出して満塁としますが、ここも凌いでしまいます。
 するとその裏、マリーンズは無死から里崎選手と大松選手が連打して1・2塁に。ここでオーティズ選手が適時二塁打を放って勝ち越しに成功します。さらに、2死からTSUYOSHI選手が2点適時打を放つと、福浦選手にこの日二本目の適時打が出て、この回計4点を挙げ、5対1とします。
 勝ち越してもらった後の成瀬投手は本来の投球に戻り、5・6回を三人で抑えます。そして7回、1死から小久保選手にこの試合11本目の安打を喫します。するとマリーンズは何と二番手に三日前に先発した渡辺俊介投手を起用。試合前から話はあったそうですが、試合後、本人も「冗談かと思った」と言ったほどの衝撃的な継投でした。そして4年ぶりのリリーフとなった渡辺俊投手は、四球こそ出しますが、ここも0点に抑えます。
 そして8回から川崎投手が登板。2安打で2死1・3塁とすると、四番手には荻野投手が登板。そして続いて9回も投げた荻野投手は三者凡退に抑え、プロ初セーブを挙げました。成瀬投手はこれで15勝1敗。ホークスとの差は3に戻しています。観客数は2万2千8百人ほどでした。

 東京ドームのファイターズ対イーグルスはダルビッシュ投手と田中投手が先発。初回に田中賢選手が三塁打を放つと、続く稲葉選手の適時打でファイターズが先制。さらに2回には金子誠選手に4号ソロが出ます。
 序盤から援護をもらったダルビッシュ投手は5回を1安打投球。6回に連打で無死1・3塁としますが、山崎武選手を打ち取った後、ライナーゲッツーでここも無失点に抑えます。
 田中投手も3回以降は好投。6回には無死1・2塁から中軸三人を三者連続三振に打ち取ります。しかし7回、1死1・3塁とすると、ファイターズは本日引退の挨拶が予定されている田中幸雄選手を代打で起用。それに応えて田中幸選手は適時打を放ち、大きな追加点を奪います。さらに森本選手の犠飛が出たところで田中投手は降板。すると二番手で遅ればせながら移籍後初登板となった佐藤投手に対し、田中賢選手が右翼方面に飛球を放ちます。これを礒部選手が追いついたもののグラブに当てて大きく弾きます。その間に田中賢選手は一気に生還。ランニング2ランとなりました。
 ダルビッシュ投手は8回を5安打3四球無失点ながら完封を狙わずに降板。そのままファイターズが6対0で勝ち、両リーグ通じて初のクライマックスシリーズ進出を決めています。観客数は2万7千9百人と、両先発の人気もあり、昨日の倍近い動員。札幌だったら4万人入っていたのではないでしょうか。

 大阪ドームの合併球団対ライオンズは平野佳投手と涌井投手が先発。初回にカブレラ選手の昨日に続く24号2ランでライオンズが先制しますが、その裏、涌井投手が二死から連続四球を出すと、連打で合併球団が逆転します。,br />  そのまま両投手が頑張って2対3のまま迎えた7回、ライオンズが1死から連打で2・3塁とすると、栗山選手が2点適時打を放ち、今日も終盤で逆転。9回にも1点を加えて5対3で勝利。涌井投手は17勝目を挙げています。観客数は9千1百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対ドラゴンズは石川投手と朝倉投手が先発。初回にガイエル選手の31号2ランなどでスワローズが3点を先制し、その後も有利に進めます。しかし7回にドラゴンズが追いつき、5対5で迎えた9回表、この回先頭の中村紀選手が18号ソロを放ち、ドラゴンズがついに勝ち越し。その裏は岩瀬投手が3年連続となる40セーブを挙げ、ドラゴンズが6対5で勝っています。なお、試合前には古田兼任監督の現役引退兼監督退任会見が行われています。観客数は1万5千人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対カープは山口投手と高橋投手が先発。2対2で迎えた7回表にカープが一気に5点を勝ち越しますが、その裏にベイスターズも5点を取り、即座に追いつきます。
 そして9回にカープが勝ち越し、その裏は永川投手が登板。2死3塁から種田選手を三振に打ち取りますが、その球がそれ、種田選手は一塁セーフとなり、振り逃げでベイスターズが追いつきます。そして続く相川選手が右中間を抜いて逆転サヨナラに。ベイスターズが11対10と打撃戦を制しました。観客数は9千5百人ほどでした。
 甲子園のタイガース対読売はボーグルソン投手と内海投手の先発で、タイガースが勝たなかったようです。観客数は4万8千5百人ほどでした。

2007年09月20日 00:55