2007年09月01日

前田智徳選手、二千本安打を達成

[ 野球 ]

 広島のカープ対ドラゴンズは高橋投手と小笠原投手が先発。初回にドラゴンズが先制しますが、その裏、梵選手の先頭打者本塁打で追いついたカープが新井選手の24号2ランで逆転。続くは二千本安打まであと1と迫っている前田智選手ですが、二遊間を抜きそうな当たりを、荒木選手に好捕されてしまいます。
 試合のほうは、カープ1点リードで迎えた5回に井上選手の適時打で追いついたドラゴンズが、ウッズ選手の32号2ランで勝ち越し。さらに6回には立浪選手の通算3,500塁打となる2号2ランで追加点と、1969年8月19日生まれの二人の本塁打で4点のリードを奪います。

 しかしカープもその裏に栗原選手の19号ソロで1点を返し、7回には無死2・3塁からアレックス選手の適時打に失策がからんでついに1点差に。しかし、ここで新井選手が倒れ、前田智選手も併殺に。この時点では、二千本安打は明日に持ち越しかと思われました。
 ところが、8回に、前の回から投げていた岡本投手が大乱調。1死1・3塁から代打の嶋選手が10号3ランを放ってカープが再び逆転します。さらに安打と四球二つで2死満塁とし、この回九人目となる前田智選手が打席に。そして右前に2点適時打を放ってついに二千本安打を地元で達成しました。
 さらに栗原選手にこの試合2本目となる20号3ランが出てこの回何と8点。一挙に逆転したカープが終わってみれば14対7と大勝。青木勇投手が移籍後初勝利を挙げています。
 試合後には「2000」を型どった台に立った前田智選手へインタビュー。最初に少々、二千本安打直前の数試合の心境を語っていました。しかし、途中からは低迷するチームに対する責任を感じた発言がほとんど。このあたりも前田智選手らしいと言えるでしょう。観客数は2万9千5百人ほどでした。

2007年09月01日 23:17