2007年09月26日

終盤で競り勝ち、CS進出決定

[ 野球 ]

 所沢のライオンズ対マリーンズは涌井投手と小林宏之投手が先発。今日は福浦選手が2試合ぶりにスタメンに復帰。ズレータ選手が6番に入り、ベニー選手がスタメンから外れました。
 小林宏投手は立ち上がり、1死から安打され、さらに2死からカブレラ選手を歩かせると、続く和田選手に2点適時三塁打を喫します。
 しかし直後の2回表、先頭のサブロー選手が安打で出塁すると、続く里崎選手はエンドランのかかったところで遊ゴロを打ちます。ところが、二塁手がスタートを切っていた一塁走者をあきらめていたにも関わらず、遊撃手が二塁手に送球してしまい、球が転がっている間に1・3塁となります。
 そしてさらに暴投で2・3塁となった後、ズレータ選手がバックスクリーンに15号3ランを放ち、マリーンズが一気に逆転に成功しました。

 小林宏投手は2・3回は無安打に抑えます。しかし4回、先頭の和田選手を歩かせると、1死から中島選手に右前にポテン安打を打たれます。そして、微妙な当たりながら、和田選手はスタート良く三塁まで達しました。すると、小林宏投手が暴投し、その走塁が生きた形でライオンズが追いつきます。
 直後の5回表、先頭の今江選手が二塁打を放ち、TSUYOSHI選手が送って1死3塁に。しかし、この好機を生かせず、勝ち越せません。
 すると6回裏、1死から和田選手が安打すると、2死から中島選手がまたしても詰まった当たり。しかし、これが左翼線ギリギリに落ち、和田選手が一気に生還。逆転を許してしまいます。
 直後の7回にも1死1・2塁としますが、ここも相手の好守もあって得点に結びつきません。さらに8回は二番手の三井投手に対し、先頭のサブロー選手が安打し、さらに1死1・2塁となりますが、続くベニー選手の当たりがまたも好補されて併殺に。どうしても追いつけません。
 その裏、前の回から登板の荻野投手が、1死から四球と安打で走者をため、リーファー選手の所で、川崎投手が登板します。対するライオンズも右の江藤選手を起用しますが、ここは川崎投手が抑えます。さらに満塁までしますが、最後は凌ぎ、追加点は許しません。
 そして1点差で迎えた9回表、ライオンズはグラマン投手が登板。対して先頭のオーティズ選手が四球を選ぶと、続く今江選手が犠打で1死2塁に。続くグラマン投手と相性のいいTSUYOSHI選手は倒れますが、早川選手が三遊間を抜き、2死1・3塁とします。
 ここで打席は三番の福浦選手。今季は対左の打率が低く、グラマン投手相手には無安打です。しかし、ここでは左前打を放ち、土壇場でマリーンズが追いつきます。
 さらに続くサブロー選手も中前打を放ちます。二塁走者の早川選手は一気に本塁をつき、細川捕手相手に激しい体当たりをします。しかし、ブロックした細川選手は起き上がれずに担架で運ばれるほどの状態ながら、ボールは放さず、タッチアウトに。勝ち越しはできません。
 捕手の代わりがいないライオンズは、その細川選手がしばらくの治療の後、そのまま打席に立ちます。対する前の回から続投の川崎投手は、その細川選手を含め、9回裏を三人で抑えます。
 そして10回表、四番手の山岸投手に対し、先頭の里崎選手が四球で出塁し、1死からベニー選手が安打すると、ここで登場の代打の橋本選手も四球で満塁とします。ここで今江選手が中前に弾き返し、勝ち越しに成功。続くTSUYOSHI選手がまた中前打を放ち、6対4とします。
 その裏も川崎投手が続投します。この時点では、薮田投手をどこか先発で使うのか、などと思っていました。しかし、2死から川崎投手が和田選手に本日四本目の安打を打たれると、ここで薮田投手が登板。江藤選手を中飛に打ち取り、3セーブ目を挙げています。
 これでマリーンズは、クライマックスシリーズ出場を決めました。一方のライオンズはこれで27年ぶりのBクラスが決定しています。観客数は1万3千2百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対イーグルスは先週に続いてのダルビッシュ投手対田中投手。田中投手は2回に1死1・2塁、3回に1死3塁と先制機を作られますが、いずれも抑えます。
 一方、ダルビッシュ投手も3回まで1安打投球。しかし4回、内野安打と野選で無死1・3塁とすると、礒部選手に適時打が出て、イーグルスが先制します。
 その後は再び投手戦に。ダルビッシュ投手は5回から8回まで2安打に抑えます。一方、田中投手は4回から8回まで無安打にファイターズ打線を抑えます。
 9回表は武田久投手が抑えて迎えた9回裏、田中投手は1死から田中賢選手に四球を出し、さらに盗塁を許します。すると、続く稲葉選手が右越の二塁打を放ち、イーグルスが同点に。さらにセギノール選手を歩かせて2死1・2塁とすると、ファイターズは今日5番の工藤選手に代えて坪井選手を代打で起用。これが成功し、坪井選手は右前打を放ちます。ギリギリのタイミングでしたが、一昨日サヨナラの走者になり損ねた代走の紺田選手が、今日は本塁セーフ。逆転サヨナラで投手戦を制したファイターズがマジックを5としています。観客数は本拠地最終戦ということもあり、土曜に続いて満員となる4万2,222人でした。

 福岡のホークス対合併球団はスタンドリッジ投手と加藤康投手が先発。今季一軍初登板の加藤康投手は3回までホークス打線を1安打に抑えます。そして4回に合併球団が失策で先制しますが、その裏、その失策をした小久保選手に適時打が出てホークスが追いつきます。
 さらに続く5回には川崎選手の2点適時打が出てホークスが勝ち越し。スタンドリッジ投手は7回を6安打2四球で1失点。その後は三瀬投手に柳瀬投手と、二枚看板を休ませる継投でホークスが勝っています。観客数は2万8千3百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対タイガースは工藤投手とボーグルソン投手が先発。3回まで1安打に抑えていたボーグルソン投手ですが、4回に1死満塁からこの三連戦好調の佐伯選手に16号満塁本塁打を喫します。
 さらに6回には橋本健選手が2点を追加され、試合は大差となります。
 6回まで工藤投手に3安打に抑えられていたタイガース打線は、7回に金本選手が31号ソロを放ちます。しかし反撃はそれだけ。結局工藤投手は8回を5安打2四球1失点に抑え、7勝目を挙げています。タイガースはこれで7連敗。首位との差が4.5となり、4位ベイスターズとの差は5となっています。観客数は1万7千5百人ほどでした。

 広島のカープ対スワローズは高橋投手と増渕投手が先発。4回に嶋選手の13号2ランで逆転したカープが7回に梵選手の18号ソロで追加点。しかし、増渕投手は2本塁打されたものの、7回を3安打3失点に抑えます。
 2点を追うスワローズは8回に青木選手の20号ソロとラミレス選手の適時二塁打で同点に。さらに9回に2死満塁から田中浩選手の3点適時三塁打で勝ち越すと、続くラミレス選手に27号2ランが出て、一挙に5点を奪い、そのまま8対3で勝利。シコースキー投手が移籍後初勝利を挙げています。観客数は8千3百人ほどでした。
 東京ドームの読売対ドラゴンズは高橋尚投手と朝倉投手の先発でドラゴンズが負けたようです。観客数は4万6千人ほどでした。

2007年09月26日 23:55