2007年09月05日

宝くじの「大安吉日」

 職場近くの宝くじ売り場に「本日、大安吉日」という札が出ていました。今日はお日柄がいいから、宝くじを買えば当たる確率が上がりますよ、という宣伝文句かと思われます。
 その訴求心はわからなくもありません。しかしながら、この表示を見たときに極めて不可解に思いました。まだこれが、「○○座の人に限っての幸運日」とでもいうなら理解できない事もありません。しかしながら、「万人にとっての大安吉日」というのでしたら、全くもって意味がありません。この日に宝くじを購入した人全てが「大安吉日」である以上、もし、本当にその「お日柄」に御利益があったとしても、同じ日に購入した他の人と「幸運度」は同じわけです。
 「大安吉日」が自分だけに御利益があるもの、とでもいうわけでもない限り、まったくもって意味がない宣伝だと思いました。しかしながら、そのような宣伝が続いている、という事は「そのような日に宝くじを買うと当たる確率が上がると思っている人がいる」という事なのでしょう。今ひとつ理解しがたいのですが、世の中には色々な「宣伝効果」が存在するものだな、と驚かされました。

2007年09月05日 01:18