2007年09月24日

中盤に打ち込まれて大敗

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対合併球団は清水直行投手と金子投手が先発。今日は9番三塁を堀選手から今江選手に入れ替えた以外は昨日と同じ顔ぶれ。というわけで、福浦選手は対右で2試合連続欠場となりました。
 初回、昨日と同様にTSUYOSHI選手が安打で出塁しますが、今日は犠打を決められず、結局0点で終わります。
 しかし続く2回、先頭のベニー選手が四球を選ぶと、1死から大松選手が内野安打。続くオーティズ選手は三塁ゴロを放ち、併殺かと思われましたが、大松選手のスライディングを受けた後藤選手が一塁に悪送球し、その間に里崎選手が生還して先制、さらに続く今江選手が右翼席に7号2ランを放ち、一気に3点を奪います。

 清水直投手は、初回・2回と安打されながら、併殺で切り抜けます。しかし3回、1死から2安打と四球で満塁に。続く北川選手の当たりは今江選手が好捕しますが、併殺は取れずに1点を返され、さらにラロッカ選手の適時打で1点差にされます。
 さらに続く4回、この回先頭の後藤選手が9号ソロを放って同点に。後藤選手はこれが今季対清水直投手4本目の本塁打となりました。さらにこの回、2死1・3塁としたところで清水直投手は降板。三試合連続での序盤降板となってしまいました。
 この4回は二番手の高木投手が凌ぎましたが、続く5回にこの10連戦で7度目の登板となった小宮山投手が誤算。いきなり3連打で1点を勝ち越されると、後藤選手に二打席連続となる10号3ランを打たれ、一気に4点を奪われます。そこからは三人を抑えた小宮山投手ですが、続く6回も連打されて降板。さらに中郷投手・藤田投手が適時打を打たれ、さらに3点を加えられ、7月末以来の二桁失点となってしまいました。
 3回以降は金子投手に抑えられていたマリーンズ打線は、6回裏に四球と失策で好機を得て、二番手の山本投手に対し、竹原選手の代打適時打で1点を返します。
 その後も点差がつきながらも、荻野投手・川崎投手を投入してそれ以降の失点は防ぎます。しかし、合併球団も大久保投手・加藤大投手と勝ちパターンの継投を見せ。9回裏には19日に先発したばかりの平野佳投手を起用。来期の抑え転向の試験なのでしょうか。そして、この継投陣に抑えられ、そのまま10対4で大敗しました。首位ファイターズとのゲーム差は4に開いています。観客数は2万5千3百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対ホークスは武田勝投手と新垣投手が先発。ホークスが3回に復帰2試合目となったアダム選手の7号ソロで先制しますが、4回にファイターズが逆転します。
 しかし6回、ホークスは小久保選手の適時二塁打で追いつくと、昨日決勝本塁打の井手選手に2点適時打が出て、再びリードを奪います。
 しかしファイターズは7回に1点差に迫ると、8回表からは昨日に続き、負けている展開ながら武田久投手を投入。するとその裏、水田投手に対し、1死1塁から小谷野選手が適時二塁打を放ち、同点に追いつきます。
 ファイターズは9回途中からマイケル中村投手。ホークスも9回頭から馬原投手と、ともに抑えの切り札を投入。ともに走者は出しますが、得点は許しません。
 そして12回表にファイターズは萩原投手を投入。四球を二つ出したものの、小久保選手を三振に打ち取るなど、0点に抑えます。
 その裏のホークスは、馬原投手が4イニング目ながら続投。1死から代打の坪井選手が安打を放ち、2死1塁で田中幸選手が代打で登場します。そして田中幸選手は左翼フェンス直撃の当たりを放ちます。代走で出ていた一塁走者の紺田選手は一気に本塁をつきますが、やや余裕のタッチアウト。4対4の引分けに終わりました。やや無理かとも思いましたが、田中幸選手にサヨナラ打をつけたい、という気持ちがあったので、三塁コーチも腕を回したのでしょう。
 これでファイターズのマジックは6となっています。一方のホークスもクライマックスシリーズ進出が決まりました。観客数は4万1千4百人ほどでした。

 仙台のイーグルス対ライオンズは岩隈投手と西口投手が先発。2回に1死1・3塁から内野ゴロの間にイーグルスが先制。さらに4回には礒部選手の5号ソロ、6回には礒部選手の適時打、7回には草野選手の適時打と、着実にイーグルスが加点します。
 岩隈投手は8回まで4安打3四球で無失点。9回も3番からの攻撃で簡単に二死を取り、今季初完投初完封まであと一人とします。しかし、続く和田選手に16号ソロを打たれると、3連打でさらに1点を失い、一発出れば逆転の状況となり、降板と鳴ってしまいます。しかし、二番手の小山投手が抑え、イーグルスが4対2で連勝。ライオンズとの差を1にまで縮めています。観客数は2万1千1百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対タイガースは秦投手と能見投手が先発。4回に三番に入った桜井選手の8号3ランでタイガースが先制しますが、その裏に種田選手の代打適時三塁打と内野ゴロでベイスターズが即座に追いつきます。
 そのまま3対3で迎えた6回、4番手の横山投手相手に、タイガースは2死無走者から2安打と四球で満塁に。ここで代打の桧山選手が押し出し四球を選び、タイガースが再びリードを奪います。
 するとその裏、タイガースは6回にも関わらず久保田投手を投入。6回を三人で抑えた後、7回に2死満塁としますが、ここはウイリアムス投手が抑えます。
 続く8回、タイガースは一人しか投げていないウイリアムス投手に代えて藤川投手を投入。ところが2死を取った後に四球と内野安打で走者をためると、佐伯選手に逆転となる2点適時二塁打を喫してしまいました。
 そして9回はクルーン投手が三人で抑え、ベイスターズが5対4で逆転勝ち。タイガースは5連敗と同時に、「三人そろい踏み」での連勝も23で止まっています。観客数は2万8千2百人ほどでした。

 東京ドームの読売対ドラゴンズは木佐貫投手と山井投手が先発。初回にドラゴンズが満塁から森野選手の適時打で2点を先制します。
 その後、2回に1点を返されますが、4回に1死1塁から英智選手が三塁ゴロを打つも、俊足で間一髪併殺を逃れます。すると、谷繁選手の安打、さらには山井投手の投ゴロが失策となり、貰った好機で満塁に。ここで井端選手が2点適時打を放って突き放します。
 その後、読売も「取られた分だけ取り返す」という感じで反撃し、1点差で迎えた7回、2死1塁から途中出場の上田選手が三塁打を放って貴重な追加点。さらに続く井端選手が一塁ヘッドスライディングの気迫を見せる内野安打で、3点差とします。
 ドラゴンズは6・7回を石井投手が、8回を岡本投手が無安打救援。そして9回、2死無走者から岩瀬投手が本塁打を喫しますが、反撃もそれまで。7対5でドラゴンズが勝ち、首位復帰するとともに、優勝マジック7を点灯させています。観客数は4万5千6百人ほどでした。

 広島のカープ対スワローズは雨で、史上最長となる約1時間29分遅れての試合開始となりました。その待たされた藤井投手の立ち上がりをとらえたカープ打線が、いきなりの連続二塁打で先制した後、さらに1点を加え、とどめに梵選手と嶋選手の連続本塁打で初回に一気に5点を挙げます。
 長谷川投手は7回を8安打されながら1失点。結局、初回の大量点がそのまま点差となり、7対2でカープが勝利。スワローズとのゲーム差を1に縮めています。観客数は8千6百人ほどでした。

2007年09月24日 23:04