2006年05月08日

思い入れは分かるけれど

 日経BPのITproに本当はすごい「Windowsの互換性維持」という記事がありました。この記事、二つの小見出しがあるのですが、一つはWindowsの互換性は,「場当たり的な対策」の猛烈な積み重ねで、もう一つはWindows 95用「ときめきメモリアル」にもきちんと対応でした。なんか、この小見出しだけを見ると、記者さんはMicrosoftをバカにしているようにも見えますが、読んでみると、本気で「Windowsの互換性」について褒めています。
 特に、XPで95用「ときメモ」が動いた事は相当嬉しかった模様です。個人的にはこの記者さんの気持ちはよく分かります。10年ほど前、私もあのゲームにはかなりハマりました。そして、この記事でそれがXPで動くと知った時は、何となく嬉しく思ったりしました。

 とはいえ、「ITのプロ」を標榜しているサイトで、その喜びをそのまま記事にしてしまう、というのはちょっと何だかな・・・と思いました。やはり趣味と仕事の区別はきちんとしてほしいものです。
 あと、「場当たり的な対策の積み重ね」では、本質的な対策にはならないのでは、という疑問をぬぐえません。やはり「場当たり」を繰り返しても、対策同士の関連性や整合性がなければ新たな問題が生じるのではないのでしょうか。実際に、Windowsのサービスパックだのパッチだのの副作用でアプリに障害が発生した経験を一度ならずしている事もあり、強くそう思いました。

2006年05月08日 23:56