2006年05月25日

ガトームソン投手、ノーヒットノーラン達成

[ 野球 ]

 神宮のスワローズ対イーグルスはガトームソン投手と愛敬投手が先発。スワローズは初回にラミレス選手の犠飛とラロッカ選手の13号2ランで3点を先制します。一方、ガトームソン投手は初回に失策で走者を出したものの、後は無安打投球。一方打線は5回にラミレス選手の8号2ラン、6回にはガトームソン投手自らの適時打と追加点を挙げて6対0とします。
 6回に塁上に残ったガトームソン投手ですが、その疲れもなく7回は中軸を三者連続三振。8回も三者凡退に抑えて9回表のマウンドに上がります。

 先頭の代打・吉岡選手は二塁ゴロに。続く、先月に無安打無得点を阻止(?)した鉄平選手も中飛に。中堅手は俊足の青木選手ですが、緊張のせいか、かなり慌てた足取りでした。そして続く高須選手も初球を打って左飛に。守備固めで入った飯山選手は一度後退した後に前進しましたが、何とか取って試合終了。ガトームソン投手が無安打無得点を達成し、スワローズが6対0で勝ちました。
 ガトームソン投手は日米を通じて初の完投。それがいきなりこの大記録になったわけです。スワローズの無安打無得点と言うと、1995年のブロス投手と1997年の石井一投手が記憶に残っています。ともに追ってくる相手に直接食らわせ、優勝を確定させる無安打無得点試合でした。その時のスワローズはいずれも野村監督で古田捕手でした。それ以来のスワローズの無安打無得点試合の時、野村監督は相手球団で、古田捕手は「監督兼任二番手捕手」になっているのですから、時の流れというのは面白いものです。観客数は1万4千3百人ほどでした。

 東京ドームの読売対ファイターズはグローバー投手と八木投手が先発。6回に稲葉選手の適時打でファイターズが先制し、新庄選手の犠飛と木元選手の適時二塁打で計3点を挙げます。八木投手は6回まで2安打無四球。7回に1点を失ってマウンドを降りるも、8回に稲葉選手のダメ押しとなる7号2ランが出て、ファイターズが5対2で勝利。八木投手は防御率1位を守り、勝数でも1位に並んでいます。観客数は4万1千3百人ほどでした。
 福岡のホークス対ベイスターズは神内投手と土肥投手が先発。三試合連続スタメンで三番に入った大道選手が攻守に活躍。また、久々スタメンの松田選手も3安打2打点と起用に応えます。投げては神内投手が怪我で緊急降板したものの、継投陣がベイスターズ打線を9回の1点のみに抑え、5対1でホークスが勝っています。観客数は2万7千1百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対ライオンズは佐藤充投手と宮越投手が先発。初回に3点を先制したドラゴンズが着実に追加点を挙げます。一方の佐藤充投手は、9安打3四死球でほぼ毎回走者を出しましたが、ライオンズの拙攻もあってプロ初完封。9対0でドラゴンズが勝ち、連敗を止めています。観客数は2万5千5百人ほどでした。
 広島のカープ対合併球団は大竹投手と吉井投手が先発。4・5回に合併球団が3点を取り、吉井投手は7回途中まで無失点。継投陣が1点を失ったものの、最後は大久保投手が抑え、3対1で合併球団が勝っています。観客数は1万1千6百人ほどでした。

2006年05月25日 23:56