2006年05月03日

3安打完封に抑えられ、連勝止まる

[ 野球 ]

 福岡のホークス対マリーンズは和田投手と久保投手が先発。和田投手は立ち上がりから素晴らしく、初回は三人内野ゴロ、2回は三者連続三振に抑えられます。一方、久保投手は立ち上がり、先頭の大村選手に安打されて続く川崎選手に死球を当ててしまいますが中軸3人を抑え、2回も四球と2イニング連続の死球で再び走者を二人出しますが、ここも後続を断ちます。そして、中盤は落ち着き、3・4・5回は無安打に抑えました。
 しかし、今日の和田投手は調子が良すぎです。見ていても、なんか気づいたら攻撃が終わっていた、という感じ。3回にフランコ選手が安打を放ちますが、6回まで出塁はそれのみでした。

 そして6回裏、1死から久保投手が松中選手にこの試合5つめの四死球となる四球で歩かせます。続くズレータ選手の打球は三遊間を抜くかと思われる打球。ところがこれを西岡選手が一番深い所で取り、さらにこれを一塁に送球、超美技でアウトにします。これで危機を脱したかと思ったのですが、続く柴原選手の詰まった打球が中前に落ち、二死なのでスタートを切っていた松中選手が生還。ついに先制されてしまいます。
 その後、久保投手も7・8回を2安打ずつされながら、追加点を与えない投球をしますが、とにかく今日の和田投手は良すぎました。マリーンズも終盤、ベニー選手とパスクチ選手が1安打ずつしますが、それ以外は走者が出ません。結局、9回を3安打無四球で、二塁も踏めずに111球で完封負け。久保投手が何度も危機を凌いで1失点で抑えていただけに、残念な敗戦となってしまいました。
 これで連勝は6で止まり、一日で3位に後退してしまいました。観客数は3万3千4百人ほどでした。

 大阪ドームの合併球団対イーグルスは前川投手と山村投手が先発。先発捕手もそれぞれ的山捕手と藤井捕手という「近鉄バファローズバッテリー対決」でした。移籍した今季、これまでと見違えるほど四球の減った前川投手ですが、今季初となる大阪ドームでは乱調。初回の2死満塁は凌いだものの、2回には1死1塁から連続四球で満塁とし、今季初スタメンの飯田選手の適時打でイーグルスが先制。さらに吉岡選手に犠飛が出て2点目。続くフェルナンデス選手が歩いたところで早くも前川投手は降板。結局13人に4四球という、昔に戻ったような内容でした。なんか大阪ドームによくない因縁でもあるのでしょうか。
 合併球団も二番手以降は好投しましたが、5回に佐竹選手の適時打でイーグルスが追加点を挙げます。
 一方の山村投手はかつての本拠地で好投。7回に内野ゴロで1点を返されますが、結局7回を4安打2四球でそれだけに抑えます。そして8回からは小倉投手・福盛投手の必勝リレーで合併球団打線を抑え、3対1でイーグルスが勝利しました。山村投手は2勝目。観客数は2万7千人ほどでした。
 札幌のファイターズ対ライオンズはダルビッシュ投手と帆足投手が先発。3回にライオンズが4安打で3点を先制します。その後、ダルビッシュ投手も毎回のように走者を出しますが、6回までその3点に抑えます。
 しかし、打線が帆足投手の前に沈黙。5番の新庄選手が3安打と気を吐きますが、上位打線が出塁できないので、得点につながりません。そして8回、2死から失策で1点を返し、続くセギノール選手が安打して1・2塁に。ここで新庄選手にまわり、一発出れば逆転の好機となりますが、二番手の石井貴投手に抑えられます。
 そして9回表、ファイターズは負けている場面で武田久投手を投入しましたが、これが裏目で、カブレラ選手が右翼席に8号3ランを放ってダメ押し。そのままライオンズが6対1で勝っています。観客数は2万2千7百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対カープは石川投手と黒田投手のエース対決。初回に梵選手の2号ソロでカープが先制し、中盤にも細かく追加点を挙げます。一方、黒田投手は6回まで2安打投球。7回に1点を返されますが、9回を4安打無四球完投で3勝目を挙げました。梵選手が3打点を挙げています。観客数は2万7千3百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対ベイスターズは佐藤充投手と門倉投手が先発。同点で迎えた5回裏に、福留選手の3ランでドラゴンズが勝ち越し、以下、細かい継投で逃げ切りをはかります。7回の2死3塁では、種田選手の打席にデニー友利投手を投入。捕手は谷繁選手ですから、画面に映る三人が全て相手球団の元ドラ1、などという場面もありました。
 そして4対2でむかえた8回表、こうなればドラゴンズは平井投手→岩瀬投手の必勝リレーですが、ここまで防御率0.6の平井投手が変調。いきなり連打され、犠打もあって1死2・3塁に。ここで内野ゴロで1点返し、さらに種田選手の適時打で、ベイスターズが同点に追いつきます。しかしその裏、三番手の川村投手相手に、こちらもいきなり連打。そして2死満塁カウント2-3から英智選手が中前に弾き返し、再びドラゴンズが2点を勝ち越し。そして9回は岩瀬投手が抑えて、終わってみれば予定通りの継投。岩瀬投手は9セーブ目を挙げています。観客数は3万7千7百人ほどでした。
 甲子園のタイガース対読売は下柳投手と工藤投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万8千5百人ほどでした。

2006年05月03日 22:35