2006年05月07日

変遷しすぎ

 支払い関係の古い資料を整理していました。別に非常に古いものでもないのですが、表記されている金融機関は「三菱銀行」「第一勧銀」「郵政省」などと、現存しないものばかりです。考えてみれば、この10年で全国規模の金融機関のほとんどが合併だの組織変更だので名前が変わっているのだから無理もありません。さらに、あわせて支店の統廃合も派手に行われています。そのため、かつて私が「第一勧銀代々木支店」と契約したものが、現在では「みずほ銀行新宿南口支店」との契約になったりしていました。
 頭では理解しているつもりですが、この古い資料を見ると改めて、大規模な「金融再編」というものを実感しました。
 もっとも、派手に再編したのはいいのですが、その割には便利になったという実感がありません。強いて言えば、インターネットバンキングとコンビニでの出金ですが、どちらも、金融再編の効果というよりも技術の進歩に沿った感じです。また、これも金融再編とは直接関係ないとはいえ、その間の低利により、国民家庭の利息収入合計が280兆円も減ったと聞くと、なんだかな、という気分になります。
 なんかとりとめがなってしまいましたが、とにもかくにも、金融機関の変遷に改めて驚かされました。

2006年05月07日 21:40