2006年05月19日

「名曲」の元となったCMソング

 駅でキリンビバレッジの「ポストウォーター」の広告を見ました。会社のサイトやプレスリリースでは「新発売」とうたっていますが、10年ちょっと前にも同名の商品は出ています。
 その商品そのものはたいして飲まなかったのですが、CMソングはよく覚えています。その曲は筋肉少女帯の「君よ、俺で変われ」という曲なのですが、TVで流れた歌詞は、「替え歌」になっており、サビは「ポストーウォーターが好き」になっていました。
 当時は「何か妙な事をやっているな」というくらいにしか思っていませんでしたが、数年後に大槻ケンヂ氏の随筆を読んだら、タイアップのためにこのような事をやらされた事に対する不快感をかなり強く綴っていました。
 そして、これを初めとする「タイアップを取るための曲を作らされる」という辛さから、そのものズバリの「タイアップ」という曲を後に発表。ファンだけじゃ生きちゃいけない。ロックなんざ犬が喰えなどと、「音楽業界」の本音を唄った名曲でした。
 というわけで、駅で広告を見た瞬間、条件反射的(?)に上記の「タイアップ」の歌詞が頭をよぎりました。

2006年05月19日 01:17