2006年05月26日

投・打・走とも冴えて快勝

[ 野球 ]

 東京ドームの読売対マリーンズはパウエル投手と小林宏之投手が先発。初回、西岡選手が四球で歩くと、二塁、さらには三塁に盗塁します。そして福浦選手の内野安打の間に生還し、無安打でマリーンズが先制します。その裏、失策で出した走者を小坂選手の進塁打で2塁に進まれ、二岡選手の適時打で同点に。しかし、1死1塁から李選手を併殺に打ち取り、小林宏投手は同点で止めます。
 そして3回表、2死無走者から今季初の二番に入ったフランコ選手・福浦選手の連打で1・2塁とし、一昨日に続いて二度目の四番に入った大松選手が右翼席に6号3ランを放ち、勝ち越します。大松選手は一昨日は3安打で今日は3打点、四番の期待にしっかり応えています。

 そして5回は先頭の小林宏投手が交流戦通算4試合連続となる安打で出塁すると、西岡選手とフランコ選手の連打で満塁にした後、福浦選手の適時打で中押し点。さらに大松選手の一塁ゴロを李選手が悪送球してこの回計3点を挙げ、今期無敗のパウエル投手をKOします。
 一方、小林宏投手は2回以降は毎回走者を一人ずつ出すものの、6回まで3安打3四球で1失点。7回に鈴木選手に今季1号本塁打を喫するなど、調子はあまり良さそうではありませんでしたが、読売打線を抑えます。そして8回に1番からの打順でこの試合初の三者凡退に抑え、9回も1安打されたものの、5安打3四球の2失点完投。無傷での4勝目を今季二度目の完投で飾っています。昨年MVPの勢いそのままに交流戦通算7連勝。観客数は4万4千人ほどでした。

 所沢のライオンズ対タイガースは松坂投手と福原投手が先発。前回、勝ったものの7失点した松坂投手ですが、今日は今季最高とも言える投球。4回まで無安打投球を見せます。一方、打線は3回に中島選手の適時打、4回に中村選手の4号ソロなど中盤に3点を取ります。
 松坂投手は5回に連打されて無死2・3塁としますが、そこから三者連続三振。その後も三振の山を築き、9回を3安打1四球14奪三振で完封勝利を挙げ、ライオンズが3対0で勝っています。観客数は2万4千1百人ほどでした。
 札幌のファイターズ対スワローズは橋本投手とゴンザレス投手が先発。外国人枠の関係で、昨日無安打無得点のガトームソン投手は登録抹消となっています。初回にスワローズがいきなり3連打で2点を先制し、その後も3・7回に1点ずつ取ります。ゴンザレス投手は初回に1点を失ったものの、8回まで6安打無四球。ところが9回に連打で無死1・2塁となったところで降板して木田投手が登板。ファイターズもそこから適時打2つで1点差まで迫りますが、最後は何とか木田投手が凌いで4対3でスワローズが勝っています。観客数は2万1千7百人ほどでした。
 福岡のホークス対ドラゴンズは斉藤和投手と山本昌投手が先発。3回でホークスが暴投で先制しますが、7回まで両チームあわせてその1点のみ。そして8回に1死1・2塁でここまで1失点の山本昌投手を交代させますがこれが裏目に。二番手の岡本投手が四球で満塁とした後に適時打二つで4点を追加されました。斉藤和投手は4安打2四球で完封して6勝目。観客数は2万3千7百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対カープはグリン投手と黒田投手が先発。昨日、無安打無得点を喫したイーグルスですが、今日は2回に先制された直後に礒部選手の2号ソロで追いつき、4回にはフェルナンデス選手の10号満塁本塁打で早くも8点を取り、黒田投手を早々とKOします。一方、グリン投手は4回まで7安打ながら2失点。大量援護もあって次の回を抑えれば来日初勝利でしたが、なぜかここで降板。試合後の野村監督の談話によると、球数が80球近くになったので自ら降板したとの事でした。そしてこのリードを吉田投手・谷中投手らの継投で守り、イーグルスが10対2で快勝。吉田投手が今季初勝利を飾っています。観客数は1万1百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対ベイスターズは川越投手と三浦投手が先発。川越投手が8回を5安打無失点に抑えて5勝目。なぜか9回は大久保投手でなく、加藤投手と菊地原投手の継投でした。合併球団が2対0で勝ち、9連敗後の3連勝となっています。観客数は1万4千5百人ほどでした。

2006年05月26日 23:50