2006年05月09日

避難訓練の「おかし」

 今朝、地下鉄の駅のエスカレーターの脇に「エスカレーターでは駆けないでください」という掲示がありました。その「駆けない」という表現に違和感を覚え、ついでに、小学生時代の事を思い出しました。 
 それは、避難訓練の時の「おかし」という標語です。私は5つの小学校に在籍したのですが、複数の小学校でその標語を教わった記憶があります。その「おかし」とは、「押さない・駆けない・しゃべらない」です。しかし、「お」と「し」はいいのですが、最初にも書いたように「駆けない」というのはどうなのでしょうか。
 もちろん、「走る」と「駆ける」は同義語です。しかし、「駆け上がらない」とか「駆け込まない」みたいに、「駆け」の次に何かつくならともかく、単に「駆けない」という表現はほとんど聞きません。普通なら「走らない」です。
 やはり、「おかし」という語呂の良さのために、あえて変な表現を使ったのでしょうか。別に「おはし」でも語呂はいいと思いますが、子供相手には「おかし」のほうが好かれる、だという考えだったのかも、などと今更ながら気になりました。

2006年05月09日 23:57