2005年06月02日

連日の完投勝利で5カード連続勝ち越し

[ 野球 ]

 午後から雨が降る中、マリンスタジアムに行きました。屋根の下にある2階内野自由席に座ったため、観戦中は雨の影響は一切ありませんでした。しかし、買い物などに行ってそこにあるTVをみると、かなりの降りで、最後までできるか、と思ったほどでした。しかし、5回の7回に砂を追加したものの、結局9回まで行われました。
 先発は久保投手と長谷川投手。二週間前の広島球場と同じ顔合わせです。初回は5分もかからずに三人で終わらせますが、2回は連打で1死2・3塁とされます。ここで打席には野村選手。初球、投球と同時に内野手は前進しました。すると、野村選手の打球は遊撃後方への飛球となります。しかし、小坂選手はいつの間にか戻っていて、これを捕球しました。さらに4回は2死2塁で左翼へのライナーが飛びます。しかしこれを地上スレスレのところでフランコ選手が好捕。またもや先制点を許しません。
 そして直後の4回裏、好捕したばかりのフランコ選手が四球で出塁。続くベニー選手がチーム初安打となる二塁打を放ち、無死2・3塁とします。そして1死後、サブロー選手が三遊間を抜いて先制、里崎選手も適時二塁打で続き、2点取って1死2・3塁に。続く今江選手は一昨日の借りを返す(?)初球スクイズを見事に決めます。さらに小坂選手の内野安打も出て、この回、一気に4点を先制しました。

 5回裏終了後には花火がありました。雨の中ながら、いつも通り打ちあがりましたが、最後のほうは、かなり煙が出ていました。まあ、煙の中で開く花火というものも別の美しさがありましたが。その後、煙がグランドまで降りてきましたが、試合には影響はなかったようでした。
 しかし6回表、久保投手は2死2・3塁とこの試合3度目のピンチを作ります。ここでカープの打席は前田選手。左翼席のスクワット応援も最高潮を迎えます。そして前田選手は右前に鋭い安打を放ちます。しかし、ここでサブロー選手が「ストライク」の返球で二塁走者をアウトにし、最少失点に食い止めました。
 その裏、先頭のサブロー選手の安打で好機を作り、1死1・2塁から小坂選手の適時打で追加点を挙げます。取られた直後なだけに大きい1点でした。今日は6番サブロー選手から里崎選手・今江選手・小坂選手の下位打線が7安打5打点と活躍しました。
 久保投手は7回もピンチを作りますが、そこも抑え、結局8安打されながら、1失点完投で5勝目を挙げ、新人単独1位となりました。5勝のうち3つが完投です。試合後のステージでは、「6回あたりはかなりきつかったが、声援のおかげで完投できた」と言って喝采を浴びていました。
 これで、5カード連続勝ち越しとなり、勝数は40に到達しました。観客数は9千7百人ほど。今季2度目の1万人割れでしたが、この天気ならむしろ入ったほうでしょう。

 甲子園のタイガース対ホークスは福原投手と星野投手が先発。序盤に福原投手が打ち込まれ、ホークスが主導権を握りますが、タイガースも中盤に反撃。7対1から7対5まで追い上げます。反撃ムードもあってか、負けている局面でチーム54試合で24試合目のウイリアムス投手、28試合目の藤川投手を投入しましたが、これが裏目。ウイリアムス投手が松中選手に安打を打たれ、交替した藤川選手が城島選手に通算200号となる2ランを喫しました。最終回にタイガースが2点を返しただけに、結果的にはこれが決勝打になってしまいました。というわけで、9対7でホークスが逃げ切りました。フェリシアーノ投手が来日初勝利を挙げています。観客数は4万2千9百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対スワローズは光原投手と川島選手が先発。初回に岩村選手のソロで先制したスワローズが中押し、ダメ押しと加点。川島投手は連続無失点こそ止まったものの7回1失点で5勝目を挙げました。観客数は1万1千4百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対ライオンズは川上投手と大沼投手が先発。接戦となりましたが、ドラゴンズが岡本投手から岩瀬投手という、「エース」3人の継投で3対2で逃げ切りました。観客数は2万6千2百人でした。
 札幌ドームのファイターズ対読売は金村投手と工藤投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は3万2千2百人ほどでした。横浜のベイスターズ対イーグルスは雨で中止でした。

2005年06月02日 23:46