2006年05月10日

2試合中止。4試合はいずれもセが勝利

[ 野球 ]

 今日は関西が雨だったため、甲子園のタイガース対マリーンズと神戸の合併球団対読売が中止になりました。なお、マリーンズは昨日打たれたバーン投手と死球で退場になった塀内選手を登録抹消。代わりに新人ながら二軍で高打率を挙げている根元選手と、同じく二軍で三割の平下選手を昇格しています。明日は根元選手のスタメンもあるかもしれません。

 というわけで4試合が行われました。横浜のベイスターズ対イーグルスは山村投手と高宮投手が先発。3回表、山村投手の適時打でイーグルスが先制し、さらに2点を取ります。しかし、直後に2点を返したベイスターズが6回に追いつき、同点のまま終盤に。そして8回裏、先頭の石井選手の通算1999本目の安打となる二塁打が出て、さらに犠打で進んで1死3塁となります。ここで8回裏ながら、野村監督は二者を敬遠して満塁策に。さらにそこで一塁のフェルナンデス選手をベンチに下げ、三塁の山下選手を一塁に回し、三塁に沖原選手を入れました。この読みがズバリ的中し、続く村田選手は三塁ゴロ。しかし、せっかく守備要員で入った沖原選手はこれを併殺にできず、ベイスターズが一塁アウトの間に勝ち越します。
 しかし、イーグルスも9回表にクルーン投手から2死2・3塁とし、高須選手の中前打で土壇場で追いつきます。
 試合はそのまま延長に入って11回裏に。この回から登板の谷中選手が三連打されて2死満塁となり、二千本安打のかかった石井選手が打席に。イーグルスはここで左の河本投手を投入。そして2-3となったところで、野村監督は右翼手の森谷選手と左翼のリック選手を入れ替えます。しかし、この采配も生きず、8球目の球が外れ、押し出しサヨナラに。ヒーローインタビューに立った石井選手は「手が出なかった」と謙遜していました。明日は二千本安打をかけての地元での試合。天候が心配ですが、どうなるのでしょうか。
 これでベイスターズは昨年から対イーグルス8戦8勝となっています。観客数は1万5百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対ドラゴンズはダルビッシュ投手とマルティネス投手が先発。初回、1死3塁から小笠原選手は二飛に倒れますが、深いところで取ったのを見た三塁走者の森本選手がタッチアップで生還し「二塁への犠飛」で先制します。その後、3回にドラゴンズが逆転しますが、5回に森本選手の適時打で追いつき、7回には新庄選手の7号ソロでファイターズが勝ち越します。そして9回はマイケル中村投手が登板。この時点で既にホークスが負け、ライオンズも大差なだけに、ここを抑えれば単独首位浮上だったのですが、2死1・3塁から福留選手の適時打で同点となり、二日連続の延長となります。
 そして迎えた11回表、先頭の英智選手が二塁打で出塁し、1死後に岡島投手が暴投。これが広い札幌ドームのファウルグランドを転がる間に俊足の英智選手が一気に生還。その裏は、岩瀬投手が抑え、ドラゴンズが4対3で勝っています。観客数は1万1千7百人ほどでした。
 福岡のホークス対カープは和田投手とダグラス投手が先発。前回の登板では3安打完封だった和田投手ですが、今日は何と初回だけで4安打されて3失点。これが大きく響き、5対2でカープが勝っています。観客数は2万9千2百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対ライオンズは石川投手と帆足投手が先発。平尾選手の1号3ランとカブレラ選手の9号2ランなどでライオンズが3回までに6対0と快勝ペースかと思われました。ところが、3回まで1安打だった帆足投手が4回に突如大崩れ。ラロッカ選手に11号3ランを喫した後、さらに2点を失って無死満塁で降板します。さらに二番手の正津投手から岩村選手の適時打・ラミレス選手の3ラン、そしてラロッカ選手のこの回2本目の12号ソロなどで、この回11点。その後も追加点を挙げ、14対8でスワローズが2試合連続の二桁得点で勝っています。観客数は1万4千1百人ほどでした。

2006年05月10日 23:53