2006年05月18日

真に守るべきもの

 左足の小指の爪に怪我をしました。たいした怪我でもなく、特に痛みもないのですが、念のためにここ数日は風呂に入るときは左足を湯につけないようにしています。
 というわけで、湯船に入るときは常に、「どうやったら左足を湯につけずに、浴槽のへりに乗せるか」を考えてしまいます。それはいいのですが、その考えにもとづいて左足の位置を決めた後、なぜか私は左足を上げて風呂に入ろうとします。確かに、「左足先を保護する」を最優先するなら、まず湯船の前で左足を上げて、そのまま浴槽のへりに乗せるのは理にかなっています。しかしながら、もしそれを実行したら、左足先以外の部分が大変な事になります。下手すると頭を打って気絶して、そのまま湯に潜ったままになりかねません。
 左足を上げた時にその事に気づき、慌てて右足から湯に入ります。ところが、次の日はまたこりずに左足を上げてしまうわけです。我が事ながら、「最も守るべきものは何か」という意識にズレがあるのでは、と呆れてしまいます。
 もっとも、世の中を見渡すと、ズレた意識を修正せずに行動に直結させている人は多々見受けられます。そう考えると、まだ、左足を上げた時点でそのズレに気づく私はマシなほうなのかもしれない、と自分を励ます(?)ようにしています。

2006年05月18日 01:52