2006年05月06日

連日の大量失点で連敗

[ 野球 ]

 昨日に続き、マリンスタジアムに対合併球団戦を見に行きました。今日は試合前の企画でバレンタイン監督がダンスを披露。ベンチ前に板を敷いたさほど広くない場所を使って踊っていました。ダンスの巧拙など全然分からないのですが、素人目にも軽やかに動いていたように見えました。
 試合のほうは渡辺俊介投手と川越投手が先発。前回、無安打のまま降板した渡辺俊投手ですが、今日は1死からいきなり連打されます。そして2死後に谷選手に詰まりながらも右前に落とされ、あっさり先制されてしまいました。さらに3回は2死を取ったものの、そこから中村選手に右中間を破られて二塁打され、続く谷選手に二打席連続の適時打を喫して2点目を奪われます。
 一方、昨日は平野佳投手に押さえ込まれた打線は今日も低調。安打こそ出るものの後続がありません。そして3回裏、2死から西岡選手が安打で出ます。続く今江選手は一塁方向へファウルフライ。これを二塁の平野恵選手がヘッドスライディングで捕りますが、捕球と同時にフィールドシートの壁に顔から激突。マリーンズファンも含め場内から平野コールがわき上がりましたが、起き上がる事ができず、そのまま担架で運ばれてしまいました。検査の結果、骨には異常がないものの、かなり痛みが出ているとのこと、心配です。

 この事故で、場内の雰囲気が止まったような感じになりました。そのせいか、4回表から5回表までともに三者凡退。5回裏にマリーンズが2安打しましたが、結局得点に結びつきません。
 そして6回表、ここまで何とか2失点で抑えてきた渡辺俊投手が突如大乱調。先頭の中村選手にストレートの四球を出した後、1死後阿部真選手も歩かせ、さらに内野安打で満塁に。そして2死後に9番の日高選手に押しだし四球を出して、四球三つで追加点を献上します。昨年の渡辺俊投手から考えると信じられないような制球の乱れです。そして続くガルシア選手が走者一掃の3点適時二塁打。続く村松選手にも二塁打が出て、この回5失点。計7失点でここで降板となりました。このあたりで、昨日同様、少なからぬお客さんが帰ってしまいました。
 川越投手はここまで安打は打たれながらも、要所で内野ゴロを打たせて無失点できたのですが、その裏、渡辺俊投手につきあったのか、同じく1安打2四球で二死満塁とします。しかし、ここで里崎選手が右直に倒れ、得点できません。
 7回表は二番手の内投手が抑え、その裏、大塚選手と今江選手の二塁打で何とか1点を返します。ところが、8回から登板した川崎投手が昨日に続いて打ち込まれます。四球と安打で1死1・2塁とし、左打者の村松選手の打席で重盗を決められるなど、完全に相手に呑まれています。そしてそこから3連続適時打を喫し、二日連続4失点となってしまいました。
 その裏、3番手の菊地原投手の制球が乱れ、死球・四球・内野安打で無死満塁に。ところが、二度目の満塁での登場となった里崎選手が初球を打って遊直に倒れ、続く辻選手の内野ゴロの間で1点を返したものの、反撃はそこまでとなります。それにしても、この大差で加藤投手と菊地原投手という昨年の中継ぎエース二人を投入する合併球団の采配は謎です。
 そして9回には小宮山投手が登板。昨日に続き、完璧に抑えます。そして2死から日高選手に対しては134km/hの直球でストライクを取った後、87km/hのシェイクを投球。さらに3球連続で計4球シェイクを投げ、最後は空振りの三振に打ち取りました。大敗ながらこの魔球連投に、場内から大歓声があがりました。
 その裏、今江選手の3号2ランで4点目を取りますが、焼け石に水。結局11対4と連日の大敗を喫し、3位に後退し、貯金も2となりました。
 中盤で大差がついてしまい、打線はつながらず、爽快だったのは小宮山投手の投球くらいと、なんか昨日の再放送みたいな試合になってしまいました。観客数は27,519人。残念ながら二日連続の満員御礼はなりませんでした。
 ところで、昨日の里崎選手のブログに、直さんは調子は悪くなかったと思う(中略)何で打たれたんだろう??(中略)明日は俺の力が必要だろうな。期待に答えて良い結果を出したいね。という記載がありました。これを読むと、橋本選手のリードが悪く、さらにその起用をしたベンチも悪い、と解釈できてしまいます。
 その「大言」の結果が、昨日より多い失点+満塁で二度の凡退だったわけです。8回に易々と重盗されたのも、川崎投手だけの責任とは言えないでしょう。
 昨年ブレイクして、オフのTVなどにも多数登場し、さらにWBCでベストナイン捕手にまでなったわけですが、どうもこの一連の知名度向上が現時点では良くない方向に影響している感じです。
 「チームの主力選手の一人が、感情として浮かんだ事をそのまま万人が見れるブログに書く」という事がどのような影響をおよぼすか、という事を全くもって理解していないようです。このままだと、本人にもチームにもかなりの悪影響を及ぼしかねません。どこかで軌道修正がなされるといいのですが・・・。

 所沢のライオンズ対ホークスは西口投手と寺原投手が先発。初回に守備の乱れもあってライオンズが1点を先制します。一方、西口投手は3回まで完璧に抑えますが、4回にズレータ選手の来日100本目となる7号3ランで逆転。さらに昨日一軍デビューした高卒2年目の江川選手のプロ初適時打も出て計4点を取ります。さらに終盤には本塁打攻勢。松中選手の通算250号となる7号2ランなどで計11点。一方、寺原投手は3回から7回まで無安打投球。8回には失策二つで、9回は自らの2暴投などで1点ずつ取られましたが、9回を5安打1四球3失点1自責点で3年ぶりの完投勝利を挙げています。観客数は2万5千6百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ファイターズは金田投手と江尻投手が先発。3回にマシーアス選手の適時打で先制し、5回にもマシーアス選手の2打席連続適時打などでファイターズが4点を追加します。その裏、イーグルス打線も4連打などで3点を取って2点差にし、江尻投手をKOしますが、以下はファイターズの継投陣が今日は無難に無失点に抑え、そのままファイターズが6対4で勝っています。観客数は昨日を上回る2万1千6百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対タイガースは土肥投手と安藤投手が先発。初回に金本選手の適時打でタイガースが先制しますが、その裏、あっさりベイスターズが2点を取って逆転。その後も、5回に中押し、8回にダメ押し点を挙げます。一方、打線は計9安打するものの11残塁という拙攻。2回以降は1点も取れず、4対1でベイスターズが勝っています。これでタイガースの開幕からの対ベイスターズ連勝は7で止まっています。観客数は2万6千6百人ほどでした。
 広島のカープ対ドラゴンズは大竹投手と朝倉投手が先発。4回にドラゴンズが満塁から上田選手の3点適時二塁打で先制し、続く5回には井端選手の今季1号となる2ランで追加点を挙げます。朝倉投手は6回を8安打3四球ながら1点に抑え、ドラゴンズが6対1で勝っています。観客数は2万3百人ほどでした。
 東京ドームの読売対スワローズは内海投手と川島投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万4千7百人ほどでした。

2006年05月06日 22:57