2006年05月13日

連勝で再び貯金1に

[ 野球 ]

 マリンスタジアムのマリーンズ対カープ戦を見に行きました。昨年行ったカープ戦もそうでしたが、今日も試合前から雨でした。我が家の「定位置」である2階内野自由席はひさしの下なので、どんなに雨が降っても全然濡れないのですが、オーロラビジョンなどを見ていると、一時期は画面がけぶるほどの強い雨だった時期もありました。
 試合の方は、清水直行投手と大竹投手が先発。また、昨日の試合で首を痛めたらしい西岡選手がスタメン落ちし、代わりに昨日9番・二塁だった新人の根元選手が一番・遊撃に入りました。
 1回表、先頭の東出選手の打球をその根元選手が飛びついてよく取るも内野安打に、さらに犠打で二塁に進まれますが、後は抑えます。その後も、清水直投手が調子が出ず、毎回被安打します。しかし、カープは拙攻。特に3回などは連打で無死1」・2塁とされながら、続く梵選手が内野ゴロに倒れ、さらに嶋選手の時にエンドラン失敗による三振ゲッツーもあり、0点に終わります。
 ところがマリーンズもその裏、先頭の今江選手が二塁打を放ち、続く平下選手が左前に落とし、絶好の先制機を作ったか、と思ったら、三塁をオーバーランした今江選手が刺されてアウトになってしまうという拙攻のお返しをしてしまいます。

 そして0対0のまま、試合は6回に。5回まで毎回の7安打を打たれながら無失点に抑えてきた清水直投手ですが、6回は4・5番から簡単に二死を取ります。この試合初の三者凡退かと思いきや、続く栗原選手に両チーム通じて初となる四球を出し、続く森笠選手に三塁打を打たれ、ついに先制されてしまいました。
 一方、大竹投手は5回3安打無四球無失点ながら、カープの中四日ローテの関係もあって5回で降板します。そして6回からは高橋投手が登板。一方、マリーンズも7回表に清水直投手が先頭で今季初出場・初スタメンの井生選手にこの試合9本目となる安打を打たれてところで降板。負けているとはいえ、1点差なので藤田投手が登板し、この危機を凌ぎます。
 その裏、3・4番で簡単に二死となります。続くは5番は今日1安打のフランコ選手ですが、左対左という事もあり、パスクチ選手を起用。対するカープは高橋投手を続投させますが、この選択は失敗し、パスクチ選手が左中間スタンドに3号ソロを放って同点となりました。
 そして同点となった8回からはともに背番号20の中継ぎエースが登板。8回にカープが藪田投手から失策と二塁打で1死2・3塁の勝ち越し機を作り、一方マリーンズも9回裏二死からパスクチ選手が永川投手からあと数メートルで2打席連続本塁打となる三塁打を放ってサヨナラ機を作りますが、ともに凌いで、1対1のまま延長戦に入ります。
 そして10回表は小林雅英投手が登板。一時期上がりかけた雨が再度強くなったという悪状況でしたが、「きっちり四人」で抑えます。
 その裏、カープも守護神のベイル投手を登板させます。ところが、先頭の大塚選手相手に4球投げたところで、突如降板してしまいます。投球の際に雨で足を滑らせて痛めたとの事です。カープは急遽、林投手が救援に。マウンドの土を念入りに入れ替えての再開となりました。
 しかしやはり緊急登板で準備ができていないのか、大塚選手が安打し、今江選手の犠打で二塁に進みます。続くサブロー選手は凡退して2死2塁に。ここでカープはここまで無安打ながらいい当たりが二つあった根元選手を敬遠します。ところが、林投手は途中出場の渡辺正人選手に初球をぶつけて2死満塁に。そしてここまで4打席で安打のなかった福浦選手が一・二塁間を抜き、マリーンズが2対1で今季2度目のサヨナラ勝ち。再び貯金を1とし、合併球団と入れ替わって4位に復帰しました。観客数は1万2千9百人ほどでした。

 今日はバレンタイン監督の誕生日という事で、回の合間にオーロラビジョンで監督の懐かしの写真を掲載。幼少時から学生時代、選手時代と年を追って紹介していました。そして大リーグの監督時代の写真になるのですが、下の説明文のところが、「Met's kantoku」などと記載。本人による表記でしょうか。今年から始まった京成バスでのマリーンズによる車内放送でも、「kantoku」と言っているところを見ると、この言葉がかなり気に入っているようです。
 そして、試合中から、「終了後には正面ステージでダンスを披露」と案内がありました。そしてステージでは、最初にMスプラッシュと踊った後、女性ファンを壇上に招待。そして計三人のファンとダンスを披露しました。これからは毎週土曜日に、同様の企画を行うとのことです。

 札幌のファイターズ対ベイスターズは江尻投手と秦投手が先発。1対1で迎えた7回裏に、ファイターズが鶴岡選手のプロ1号となる本塁打で勝ち越します。江尻投手は8回途中まで投げて7安打ながら1失点。あとは岡島投手と武田久投手の継投で逃げ切り、8回裏に1点を追加したファイターズが3対1で勝って首位を守っています。観客数は1万6千1百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対スワローズは川越投手と藤井投手が先発。初回、いきなり連打の後、岩村選手の3ランが出てスワローズが先制します。一方、前回序盤で打ち込まれた藤井投手ですが、今日は7回を6安打無四球無失点。一方の川越投手も2回以降は3安打に抑え、9回まで投げます。そして9回裏、石井弘投手に対し、2死満塁から代打・牧田選手が2点適時打を放ち、長打が出れば逆転サヨナラという所で北川選手を迎えますが、石井弘投手が踏ん張り、3対2でスワローズが逃げ切っています。観客数は2万3千6百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対イーグルスはドミンゴ投手と青山投手が先発。イーグルスは昨年から名古屋で4戦4勝でしたが、今日は初回にドラゴンズが2死無走者からの6連打で4点を先制。さらに4回にも3点を追加し、その後も着実に得点を重ねます。一方のドミンゴ投手は5回を3安打1失点。さらに6回から登板の久本投手が最後まで無失点で投げきり、ドラゴンズが10対1で大勝しています。観客数は3万4千人ほどでした。

 ナイターは2試合。福岡のホークス対タイガースは寺原投手と安藤投手が先発。安藤投手は立ち上がりが悪く、初回は1死2塁、2回も無死1・2塁→2死満塁と危機を作りますが、ともに無失点で切り抜けます。この時点で既に50球を投げており、3・4回も先頭打者を出しますが、ホークスの走塁ミスもあって、結局5回まで無失点で切り抜けます。
 そして0対0で迎えた4回表、1死1塁から金本選手が右前打を放つと、柴原選手の送球がそれて、タイガースが先制した上に、金本選手は三塁まで進みます。そして続く今岡選手の犠飛で計2点を取りました。ホークスも6回に1点を返し、2対1で迎えた7回裏、二番手の能見投手が1死2塁としたところで早くも藤川投手が登板。カブレラ選手・松中選手を打ち取ります。続く8回表、タイガースは2死満塁から矢野選手が走者一掃の3点適時三塁打を放ち、大きな追加点を挙げました。
 8回裏は藤川投手が三人で抑え、9回は久保田投手が3戦連続でセーブのつかない場面で登板。ところが1死から四球を出した後、大村選手に3号2ランを打たれます。その後は抑えて5対3でタイガースが勝ちましたが、久保田投手の2登板連続2失点はちょっと心配です。観客数は3万4千5百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対読売は西口投手とグローバー投手が先発。ここのところ負けが込んでいる西口投手は立ち上がりが悪く、初回に本塁打2発で3失点。今日もグローバー投手は援護を貰います。しかし、そこから西口投手は立ち直ります。そして4回裏、1死の後、江藤選手から始まる4連打でライオンズが一気に3点を取って追いつき、さらに四球で1死満塁となったところでグローバー投手は降板。二番手の野間口投手は中島選手は打ち取りますが、続くカブレラ選手の左翼フェンス直撃の適時2点二塁打でライオンズが勝ち越し、さらに和田選手にも適時打が出て一挙6点を取って逆転します。
 西口投手は5回に1点を取られたものの、6回まで4失点。7回は失策二つで満塁となるも、三井投手と星野投手の継投で凌ぎ、以下は石井貴投手・小野寺投手の継投で逃げ切ります。ただ、9回表に、和田選手が左飛をスライディングキャッチした際に、ちょうど一昨日のヤンキース・松井選手みたいな形で手を捻って交代しました。ちょっと心配です。また、9回2死からは小関選手が代打で登場。ライオンズファンからも声援を受けていましたが、結果的には最後の打者になり、6対4でライオンズが連勝しています。観客数は3万1千人ほどでした。

2006年05月13日 23:29