2008年08月10日

業務の根幹を見失った広告

 TVを見たら、ヤマト運輸が奇妙な広告を出していました。黒猫の尻尾がついた、小型の運搬用自動車が、街中で犬に追われます。どうやら、猫が犬に追われる姿を現しているようです。
 そして、最後には、犬の攻撃をかいくぐった「クロネコ車」が、川を飛んで渡り、足を四本出して護岸にへばりついて、何とか逃げ切る、という映像で終わっていました。
 この映像を見たとき、真っ先に思ったのは、「車が縦になった時、中の荷物はどうなったのだろうか」という事でした。90度傾けば、少なからぬ荷物に衝撃が加わるでしょう。場合によっては、中身に被害が出るかも知れません。
 何を意図してこのような広告を作ったのかは分かりません。しかしながら、その広告を作った際に、「荷物を安全確実に運ぶ」という本来の業務の根幹が欠落していたのでは、とかなり気になりました。

2008年08月10日 22:29