2008年08月18日

渡辺俊投手、完封は逸するも6連勝で11勝目

 千葉で行なわれた千葉-東北は渡辺俊介投手と片山投手が先発。前回の初対戦で完封された片山投手に対し、今日は橋本選手以外は全て右打者を並べる布陣に。一番には田中雅選手が入り、中軸は今江選手・サブロー選手・竹原選手という布陣でした。
 初回、渡辺俊投手は先頭の渡辺直選手に安打の後に盗塁されますが、後続を抑えます。なお、渡辺直選手は盗塁の際に足を痛め、途中交代となってしまいました。
 続く2回も先頭打者に安打されたものの、併殺で凌ぎます。

 一方、初回を三人で終わり、対片山投手10イニング連続無得点となった打線ですが、2回に先頭のサブロー選手が安打します。すると、続く竹原選手が左翼線に二塁打を放って無死2・3塁に。さらに続くベニー選手も左翼線二塁打を放ち、2点を先制します。
 さらに1死後に8番に入った大塚選手の三塁ゴロが悪送球となって1死2・3塁となると、続く渡辺正選手は2-1からスクイズを敢行。これを外されて空振り三振となるも、捕手の井野選手が球を捕れず、三塁走者のベニー選手はそのまま生還し、記録は本盗となり、もう1点を追加します。
 援護をもらった渡辺俊投手は、その後も走者は出しますが、東北打線を抑えます。一方の片山投手も、3回以降は再び千葉打線を抑え、3対0のまま終盤戦を迎えます。
 そして迎えた7回裏、ここも簡単に2死を取られます。しかし、ここで田中雅選手が安打を放ち出塁。今日の田中雅選手は2安打1四球と一番打者の役割を十分に果たしました。ここで続く堀選手が中前安打を放ちます。スタートを切っていた田中雅選手が三塁に進むのを見た鉄平選手が、送球を焦ったか、球を弾き、その間に田中雅選手は一気に生還。片山投手はここで降板となりました。
 さらに続く8回も、三番手の佐竹投手に対し、2死無走者からベニー選手が打席に入ります。水曜から始まった旧ユニフォーム企画では、8回に応援団がかつてのロッテオリオンズの応援歌を流しており、ベニー選手の時は、これまでディアズ選手に使われていた曲でした。しかし、今日はここで、マドロック選手の応援歌が流れます。
 その「お魚くわえたドラネコ」の曲に乗って(?)ベニー選手がこの試合二本目の二塁打を放つと、続く橋本選手が適時二塁打を放ち、5対0として試合をほぼ決めます。
 渡辺俊投手は8回まで5安打2四死球で三塁を踏ませない投球を見せます。しかし完封のかかった9回、先頭の内村選手に安打されると、1死からセギノール選手に、この試合二つめの死球を出してしまい、さらに続くフェルナンデス選手に適時打され、ここで降板となってしまいます。
 しかし、ここで登板の荻野投手が内野ゴロの間に1点は取られたものの、無安打に抑え、5対2で千葉が逃げ切っています。渡辺俊投手はこれで6連勝となって11勝目を挙げています。観客数は2万3千7百人ほどでした。

 福岡で行なわれた福岡-北海道は星野投手とスウィーニー投手が先発。3回に四球二つと安打で1死満塁とした北海道が田中選手の適時打で先制すると、続く4回には糸井選手の3号ソロで追加点を挙げます。
 3回まで無安打に抑えられていた福岡は4回に先頭の本多選手が初安打し、さらに四球で1死1・2塁としますが、小久保選手が併殺で倒れます。
 その後もスウィーニー投手は福岡打線を抑えます。そして8回に北海道が4点を追加した後もスウィーニー投手の好投は続き、9回151球を投げて5安打4四球ながら得点は許さず、来日初の10勝を初完投初完封で飾っています。観客数は3万6百人ほどでした。

 所沢で行なわれた埼玉-合併球団はキニー投手と金子投手が先発。2回に合併球団が先制し、5回・6回に両チームが1点ずつを取り合って1点差で終盤を迎えます。
 そして迎えた7回裏、1死2塁から片岡選手の適時三塁打で追いついた埼玉が、栗山選手の犠飛で逆転に成功します。
 しかし、直後の8回表に登板した岡本真投手が二塁打と四球で1死も取れずに降板すると、内野ゴロの間に追いついた合併球団が暴投で勝ち越しに成功します。
 そして9回にはカブレラ選手の26号2ランでダメ押しし、その裏は加藤投手がいきなり二塁打され、死球で走者を溜めるも、最後は抑え、合併球団が7対4で勝っています。観客数は1万2千1百人ほどでした。

2008年08月18日 23:37