2005年07月04日

延長戦で粘り勝ち

[ 野球 ]

 今日からマリーンズにとっては年に一度の東京ドーム三連戦です。そこで、仕事帰りに観戦してきました。そのファイターズ対マリーンズ戦はダルビッシュ投手と久保投手という新人同士の先発。初回に小笠原選手のソロで先制されますが、2回表に1死1塁から、李選手が右翼席上の看板に直撃する特大の18号2ランで逆転します。
 その後、ともに走者は出ますが、得点には結びつきません。3回裏には1死2塁から木元選手が右前打を放ちますが、サブロー選手の好返球で本塁アウト。一方、5回表にマリーンズが無死1・2塁としますが、三振ゲッツーがあって無得点と、ともに安打数は増えるものの得点は変わりません。
 そして6回裏、ここまで6安打ながら1失点だった久保投手が小田選手に同点となるソロを打たれます。そのまま薮田投手・建山投手という両チームのセットアッパーが好投して延長に入りました。
 その10回表、ファイターズはトーマス投手が登板します。先頭の堀選手は平凡なフライに打ち取られたように見えましたが、これを新庄選手と奈良原選手という名手二人が「お見合い」。さらに三塁に誰もカバーがおらず、一気に無死3塁となります。その後1死3塁となり、打席には怪我が治って今日から一軍復帰となり、途中からベニー選手に代わって守備に入っていた大塚選手。復帰初打席となりましたが、見事左中間をライナーで抜く二塁打を放ち、貴重な勝ち越し点を挙げます。その後、失策に続いて今江選手の適時二塁打も出て一挙4点と試合を決めました。その裏は、セーブのつかない局面ですが小林雅英投手が抑え、6対2で勝ちました。

 昨日、試合終了後にバレンタイン監督が「起爆剤はいらない。ポテンヒット一つあればいい」と言ったそうですが、まさにそのポテンヒットが試合の流れを大きく動かしました。というわけで、何とか三連戦の初戦を取りました。観客数は1万5千9百人ほどでした。
 ところで、昨年は気づかなかったのですが、東京ドームの2階席は最初から券の販売がなかったような感じでした。まあ、読売戦ですら最近は空席が目立つのですから、ましてやファイターズ戦では、という意味なのでしょうか。それなら、バックネット裏の2階席くらい、特別価格で売れば、とも思いますが、そう簡単にはいかないのでしょうね。
 ちなみに、8回裏の「スイングスイング」というファイターズ主催試合独特のイベントの際に、両球団のマスコットが2階席で流しソーメンの物真似をしていました。かつて、客が入らない球場の象徴であった川崎球場において、外野席で流しソーメンをしたファンがいた故事(?)にちなんだものと思われます。それを東京ドームでやる、というのはなかなか笑えるパフォーマンスでした。

 福岡ドームのホークス対イーグルスは田之上投手と川尻投手が先発。序盤であっさりホークスが4点を取り、6回にも3点を追加し7対0に。しかも田之上投手は7回まで1安打投球です。ところが8回にイーグルスが3点を取り、さらに9回には三瀬投手が3連続四球で無死満塁に。たまらず出てきた馬原投手も打ち込み、4点を取って試合を振り出しに戻します。こうなるとイーグルスに流れが変わったかと思われたのですが、その裏、バティスタ選手がサヨナラ打を放ち、結局ホークスが勝利。これで連勝は13となっています。観客数は2万5千3百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対ライオンズは光原投手と帆足投手が先発。初回から光原投手が打ち込まれ、2回までに8対0。その後合併球団も反撃しますが、あと一つ及ばない、という、このカードでありがちな展開となり、10対7でライオンズが逃げ切っています。観客数は1万6千8百人ほどでした。

2005年07月04日 23:53