2008年08月15日

本塁打攻勢で大勝

 千葉で行なわれた千葉-福岡は小野投手と新垣投手という、ともに久々に一軍復帰した投手同士の対戦となりました。また、福岡の王監督が体調不良で休養し、秋山代理監督が指揮を取る形になりました。明日は復帰するとの事ですが、少々心配です。
 さて、小野投手ですが、初回は三者凡退でしたが、二回に二塁打と四球で2死1・2塁となります。ここで荒金選手が中堅前に落ちそうな当たりを放ちますが、早川選手が飛びついて、顔面を強打しながらも好捕します。
 しかし、続く3回に1死から本多選手に安打されると、盗塁の後、明石選手に適時打され、先制を許してしまいます。

 一方、打線は新垣投手の前に3回まで完璧に抑えられます。ところが4回、先頭の早川選手の投ゴロを新垣投手が捕りきれず、さらに一塁に悪送球してしまい、一気に無死3塁となります。すると、続く根元選手の放ったチーム初安打が右翼席に飛び込む3号2ランとなって逆転に成功。根元選手は本拠地初本塁打となりました。
 さらに久々スタメン復帰となった福浦選手の安打を足がかりに満塁とすると、橋本選手の適時打、さらにはベニー選手の押し出しで得点を重ねます。そして、2死満塁からこの回二度目の打席となった早川選手がプロ初となる満塁本塁打を放ち、一挙8点を挙げました。
 なお、大量失点した新垣投手ですが、6回まで続投し、以後は走者を出しませんでした。そのため、6回を投げて5回が三者凡退で、1回が大量失点という、極端な結果に終わっています。
 大量援護を受けた小野投手ですが、6回1死から3連打されて1点を失って降板。さらに代わった伊藤投手が2点適時打を喫し、4点差まで詰め寄られます。
 しかし千葉打線は7回、二番手の二コースキー投手に対し、1死から早川選手の詰まった当たりを、二塁手と遊撃手が「お見合い」するような形となり、その間に俊足を飛ばして「中前二塁打」にします。さらに四球と内野ゴロで2・3塁とすると、代わった甲藤投手からサブロー選手の適時打で1点を追加します。
 続く打席には20打席連続凡退中の大松選手が打席に入りますが、右翼席に久々の安打となる19号3ランを放ち、12点目を挙げて試合を決めました。今日の千葉打線は10安打12得点で3本塁打という効率のいい攻撃でした。
 投手陣は、7・8回を高木投手と小宮山投手の40代継投で0点に抑えます。なお、8回から金澤選手が久々にマスクをかぶったのですが、途中、小宮山投手とサインがあわず、延々と首を振り、終了後にベンチで小宮山投手が金澤選手を説教する、という場面がありました。
 また、8回裏は、昨日から始まっている「ロッテオリオンズ」ユニフォームにちなみ、ベニー選手の打席でディアズ選手の応援歌が流れるなど、「オールド応援歌企画」を応援団が行なっていました。
 そして9回から一軍に復帰したばかりの松本投手が登板しますが、2安打2四球で1死も取れずに降板します。そのため、大差の展開ながら最後は川崎投手が登板。犠飛で1点は取られたものの無難に抑え、12対6で勝利しました。,br />  小野投手は6月9日以来の勝利となっています。観客数は2万8千8百人ほどでした。

2008年08月15日 01:40