2008年08月12日

取り残された看板とコンテナ

[ 交通 ]

 仕事で、名古屋港近くにある施設に行きました。案内してくれた社員について歩いていくと、正面入口の前を通り過ぎ、敷地脇にある駐車場に入りました。
 舗装された広い敷地に車が止まっています。しかし、その入口の所には、「JR貨物・名古屋港駅」という看板が出ていました。とはいえ、貨物列車はもちろん、線路すら見あたりません。ただ、駐車場があるだけです。
 その「貨物駅」を通って施設の通用口に行きました。その周辺には、JR貨物のコンテナが5つほど置かれていました。それが唯一、「JR貨物・名古屋港駅」の看板に見合った施設でした。

 調べてみたところ、かつてはこの部分一帯が貨物駅でしたが、規模縮小にともない、数キロ手前までは現存するものの、そこから南側は廃止になり、線路も取り外されたとの事でした。そして、様々な施設に転用されているのですが、なぜか、看板とコンテナだけが残存しているのです。
 施設の増築工事なども行なわれており、今後、この一帯はさらに、貨物駅とかけ離れた場所に変貌していくと思われます。
 そんな中、かつてここが貨物駅であった事の証である看板とコンテナは今後もここに残り続けるのでしょうか、それとも撤去されるのでしょうか。機会があったら5年後くらいにそれを確認するために再訪したいものだ、などと思いました。

2008年08月12日 23:52