2008年08月05日

「私鉄の車両」

[ 交通 ]

 津田沼の丸善に行ったら、「私鉄の車両・京成電鉄」という本が平積みになっていました。このシリーズは私が高校時代、一番熱心に鉄道にハマっていた頃に出版されたシリーズでした。
 本当は全冊揃えたかったのですが、一冊千円をこえているため当時の小遣いでは無理でした。そこで、いろいろ考えて、数冊を絞り込んで購入。特に当時一番好きだった「阪急電鉄」を買った日は、かなり嬉しかったものでした。

 それだけ思い入れのあったシリーズなので、20数年ぶりに見た時は、懐かしさと嬉しさを感じました。そこで早速立ち読みしたのですが、掲載されている車両は当時のままでした。つまり、復刻版だったわけです。
 しかも、帰宅後に調べたところ、復刻版が出たのも2002年ですから、もう6年前の話です。
 掲載されている写真は、沿線の風景の中を走る電車ですが、記載されている内容はほとんど、「この車両は界磁チョッパを取り入れ、ボルスタレス台車を使用している」などといったもので、文字通り「20年前の技術」です。そのような本が復刻され、さらに平積みにまでなっているわけです。
 最近の鉄道ファン界の事は全然分からないのですが、もしかして1980年代ブームみたいなものがあるのだろうか、などと思いました。
 いずれにせよ、かつて強い思い入れを持ったものに「再会」できたのは嬉しいことでした。

2008年08月05日 00:33