2006年07月13日

タイガース、再び首位に3差をつけられる

[ 野球 ]

 甲子園のタイガース対カープはオクスプリング投手と黒田投手が先発。初回に梵選手の5号ソロで先制され、2回に追いつきますが、4回はまた梵選手の二塁打を足がかりに新井選手の犠飛で勝ち越されます。さらに5回には黒田選手の内野安打から作られた好機にまたもや梵選手が適時二塁打。嶋選手も続き、2点を追加され、この回途中でオクスプリング投手はKOとなりました。
 打線のほうも7回まで黒田投手に9安打を放つも、2点に抑えられ、最後は永川投手に締められてしまいました。これで再びドラゴンズとの差は3に開いています。観客数は4万2千6百人ほどでした。

 大阪ドームの合併球団対ホークスは前川投手と神内投手が先発。松中選手を欠くホークスは四番のズレータ選手の前後を辻選手と田上選手で固めるという、昨年からは想像つかないようなクリーンアップを組みます。しかし、それが成功し、初回に田上選手の適時打で先制し、5回には辻選手の適時三塁打で勝ち越します。
 しかしその裏、この回先頭の相川選手の5号ソロであっさり同点となると、さらに3連打などで3点を取って合併球団が逆転。その後は4回途中から登板のユウキ投手から菊地原投手・加藤投手・大久保投手の継投でホークスを抑えています。ユウキ投手は今季初勝利です。観客数は1万7千7百人ほどでした。

 ところで、先週あたりのオーナー会議で、阪神電鉄が阪急の傘下に入った事から、タイガースを「新加入」扱いにして保証金30億円を取るという決議がなされたそうです。なんかふに落ちない話です。別に阪神の財政状況を心配する気はありませんが、その30億くらい、今回の件のきっかけとなったファンドの人やそこに出資した総裁氏あたりに払ってもらいたいものです。ともに「阪神ファン」だそうですし、汚名返上のためにもいいのではないでしょうか。
 ところで、新聞などのタイガースの「一文字略称」はいまでも「神」です。ちなみに、かつての阪急ブレーブスは「急」でした。おそらくは、混同を避けるためにあえて「阪」の字を使わず、それが阪急がブレーブスを手放した後も慣例で続いたのでしょう。今回の「新加入」を機に、一文字略称が「阪」になったりするのだろうか、などとちょっと気になりました。

2006年07月13日 23:01