2006年07月17日

今季二度目の降雨コールド負け

[ 野球 ]

 約1ヶ月ぶりにマリンスタジアムに行ってマリーンズ対イーグルス戦を観戦しました。家を出たときから雨が降っていたのですが、球場に入ってもやむ気配はありません。もっとも、我が家の定位置である二階内野自由席は屋根の下なので、濡れる事はありませんでしたが。
 なお、今日はイーグルスのマスコットである「クラッチ」と「クラッチーナ」がマリンに来場。ともにその技量の高さを発揮していました。特にクラッチは試合前のメンバー発表の時に柵を乗り越えて左翼席に入って一緒に応援。その後、さらにリリーフカーの待機場所に飛び降りていました。明日は入れ替わりで(?)Mr.カラスコが来る予定ですが、どんな事をやるのでしょうか。
 さて、先発は渡辺俊介投手と有銘投手。左の有銘投手に対し、マリーンズは福浦選手を外し、両打ちの西岡選手を含め、スタメンに全て右打者を並べました。なお、福浦選手は試合直前の守備練習にも出ておらず、「完全休養日」という感じでした。

 1回表、渡辺俊投手は高須選手にポテン安打を打たれるものの、続く関川選手の時に三振ゲッツー。千葉での対イーグルス連続三者凡退記録(?)をのばします(初登板は9回27人。二度目は5回15人の後、6回の先頭打者で危険球退場も、後続が併殺で結局三者凡退)。しかし、続く2回に二死から礒部選手に二塁打され、後続は抑えた物の、連続記録(?)は止まりました。
 その裏、マリーンズ打線は1死から大塚選手とパスクチ選手が連打し、さらに2死後に青野選手が四球を選びます。続く西岡選手の当たりは右中間に落ちそうに見えましたが、中堅の鉄平選手が地上すれすれでこれを好捕。先制機を逸しました。あまりの美技のためか、3回表の攻守交代時に西岡選手がすれちがった鉄平選手の肩をポンと叩くような場面がありました。
 この2回裏終了時に一度雨のために中断しますが、10分もせずに再開します。そして4回表、渡辺俊投手は先頭の高須選手にストレートの四球を出します。さらに続く関川選手はバントを2度失敗して2-1と追い込みますが、そこから死球を与えて無死1・2塁に。すると続くフェルナンデス選手が打った瞬間に分かる当たりを左翼席に叩き込み、イーグルスが3点を先制します。
 ところでこの際、前回の観戦で発生した「三塁踏み忘れ事件」の事が気になり、三塁周辺を見ていました。三塁の今江選手は最初はずっと打球が入った方向を見ていたのですが、後ろを二塁走者が通るやいなや、振り返って三塁ベースを踏んだか踏まないか確認していました。何か条件反射みたいな感じで、まさしく「子供の頃から基本として叩き込まれている」という感じでした。
 それはともかく、渡辺俊投手はさらに憲史選手と礒部選手に連打されて無死1・3塁とされ、バレント選手の併殺崩れでさらに1点を追加されます。その後は抑えたいましたし、まさに魔の瞬間という感じの4失点でした。
 有銘投手対策に右打線を並べたマリーンズですが、その右打者の手元に食い込んでくる110km台のカーブが肝心の所で決まり、なかなか打ち崩せません。5回も安打二つで1死1・2塁としますが、そこから堀選手とサブロー選手がいずれも右飛に倒れ、得点できません。
 一度再開しましたが、その後も雨は激しくなる一方。しかしながら、5回裏終了時の花火はちゃんとできるのですから、最近の花火はすごいものです。そして迎えた6回裏、先頭の里崎選手が四球で歩きますが、続く今江選手の打席の途中で一度野村監督が中断をうながしに来ます。そのときは却下となりましたが、今江選手が三振した後、ついに二度目の中断。そのまま雨脚は変わらず、結局30分後に降雨コールドに。4対0でイーグルスの勝利となりました。
 これでマリーンズの対イーグルス連勝は9で止まっています。観客数は1万3千5百人ほどでした。

 唯一のデーゲームとなった福岡のホークス対ライオンズは和田投手とグラマン投手が先発。ホークスは初回の無死1塁、2回の無死2塁という先制機を生かせません。すると3回表に和田投手が先頭打者に四球を出すと、続く犠打を野選で無死1・2塁に。さらに犠打で進まれた後、片岡選手と中島選手の連続適時打で2点を先制します。
 グラマン投手は4回以降も毎回走者を出すものの、追い込んでからの変化球のキレが良くて得点を許しません。一方、ライオンズ打線は5回に中島選手の2本目の適時打で和田投手とKO。続く佐藤投手からも6回に追加点を挙げます。
 グラマン投手は来日初完封をかけて9回のマウンドに上がりますが、松中選手の内野安打とズレータ選手のあわや本塁打という二塁打で無死2・3塁とされ、続く中沢選手の犠飛で1点を奪われます。しかし、後続を断ち、来日初完投で4勝目を挙げています。これで両チームのゲーム差は2.5に開き、オールスター前のライオンズ首位折り返しが決まっています。観客数は3万4千8百人ほどでした。
 札幌のファイターズ対合併球団はディアス投手と高木投手が先発。3回に小笠原選手の適時打でファイターズが先制しますが、5回に2死1塁から連打で合併球団が追いつき、さらに満塁から中村選手の走者一掃の適時二塁打で計4点を取って合併球団が勝ち越します。その後は、新必勝リレーとなった、ユウキ投手・菊地原投手・加藤投手・大久保投手の継投でファイターズ打線を抑え、相川選手のダメ押しの6号ソロもあって5対1で合併球団が勝利。ユウキ投手は二日連続の勝ち投手に。13日に約3年ぶりの勝利を挙げた後、5日で3勝を挙げています。観客数は2万5千9百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対カープはガトームソン投手と佐々岡投手が先発。3回にラミレス選手の16号と宮出選手の5号と2ラン2発などでスワローズが一挙6点を先制。その後も着実に追加点を挙げます。ガトームソン投手は8回まで1安打投球。9回に1点を返されますが、完投で6勝目を挙げています。観客数は1万1千5百人ほどでした。,br />  横浜のベイスターズ対ドラゴンズは那須野投手と佐藤充投手が先発。4回にドラゴンズが先制し、6回には那須野投手が前回のタイガース戦同様、四球連発による押し出しで追加点を献上します。しかし、そこで崩れる事なく、8回を2失点で抑えると、その裏、連勝中の佐藤充投手に対し、2死無走者から三連打でベイスターズが追いつきます。そして延長に入りますが、10回表のドラゴンズ攻撃中に雨が強くなり、そのまま2対2で引き分けとなっています。観客数は1万1千3百人ほどでした。
 なお、甲子園のタイガース対読売は雨のために中止でした。

2006年07月17日 22:46