2006年07月01日

攻守に冴え、連敗脱出

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ホークスは小野投手と田之上投手が先発。マリーンズは6連敗中で、昼にはファイターズが勝っているので、負ければ4位転落となります。2回に四球と連打で無死満塁にすると、青野選手が2号満塁本塁打を放ってマリーンズが先制します。半月前に放ったプロ1号も満塁だった青野選手、この勢いで「満塁男」になるのでしょうか。さらに3回も2死満塁とし、1・2回と走塁で結果の出せなかった西岡選手に適時打が出て5対0とリードを広げます。
 一方、小野投手は4回2死まで無安打投球。ところがそこから松中選手・ズレータ選手に連続本塁打を喫して2点を返されます。一方、打線は4回から登板の二番手・佐藤投手に3イニングを無失点に抑えられ、5対2のまま終盤をむかえます。

 そして7回表、連続本塁打の後、ホークス打線を9人完璧に抑えていた小野投手ですが、ズレータ選手に2打席連続となる17号ソロを喫します。小野投手はこの時点で被安打3が全てソロ本塁打、という珍しい形になりました。さらに2死後、本間選手に初めての「普通の安打」を打たれ、さらに続く城所選手には左中間フェンスに達する長打を喫します。2死なので1塁走者が生還して1点差かと思ったのですが、クッションボールを大松選手が素手で捕ってそのまま返球。中継に入った西岡選手の送球、さらに里崎選手のブロックも完璧で、本間選手を本塁でアウトにします。中盤、打線が抑えられていただけに、ここで1点差になってなお2死2塁と0点でチェンジは当然ながら大きな違い。青野選手の満塁本塁打ともども、連敗の流れを止めたプレーと言えるかもしれません。
 これで完全に流れはマリーンズに。7回から登板の寺原投手から四球と長打で1死2・2塁に。ここでフランコ選手対策にホークスが三瀬投手を投入すると、バレンタイン監督は辻選手を代打に。これが的中して三遊間を抜く適時打を放って貴重な追加点。さらに今江選手も続き、7対3としました。
 小野投手は8回まで5安打2四死球3失点で4点差と完投ペース。ところが9回1死から松中選手を歩かせると、続くズレータ選手に安打され、1・2塁となります。ここでセーブがつく場面になった事もあり、小林雅英投手が約2週間ぶりに登板。代打の大道選手を併殺打に打ち取り、3球で25セーブ目。小野投手は6勝目を挙げています。
 これで連敗を6で止め、首位とのゲーム差を2に戻しました。一方、ホークスはゲーム差ゼロながら、勝率の差で1日で2位に逆戻りとなっています。観客数は2万6千7百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対イーグルスは武田勝投手と一場投手が先発で投手戦に。一場選手は6回までファイターズ打線を2安打に抑える好投を見せますが、武田勝投手は6回まで1四球のみに抑えるというそれを上回る好投を見せます。ところが7回1死から高須選手の放った打球が武田勝投手の手に直撃。これで武田勝投手は無安打ながら途中降板となりました。そしてその裏、セギノール選手の13号ソロでついにファイターズが先制。さらに8回にも代打・稲田選手のプロ初安打となる二塁打で出塁すると、連続失策で2点目を挙げます。
 ファイターズ継投陣は三番手の武田久投手が牧田選手に安打され、今季2度目の「継投無安打無得点」は逃したものの、その1安打に抑えて完封リレー。2対0で勝ち、連勝を6に伸ばしています。一場投手も好投したものの援護に恵まれず、2試合連続の完投負けとなっています。観客数は1万8千1百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対合併球団は帆足投手と金子投手が先発。先制された直後に中村選手の5号2ランでライオンズが逆転。さらに追いつかれた直後に和田選手の3点適時打に失策もからんで一挙5点を取って勝ち越し。そのまま8対3で勝っています。観客数は1万4千5百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対スワローズは吉見投手と石川投手が先発。6回まで両チームあわせて5安打という投手戦となりますが、7回にラミレス選手が15号ソロを放ってスワローズが先制します。しかし8回に石井選手の適時打でベイスターズが追いつき、昨日に続いて延長戦に入ります。そして10回裏、2死満塁から金城選手が中越のサヨナラ打を放ち、ベイスターズが2日連続のサヨナラ勝ち。これで連勝を6に、そして横浜スタジアムでの連勝を11に伸ばしています。一方のスワローズは3日連続延長戦での敗戦で4連敗となっています。観客数は1万2千6百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対カープは山本昌投手と大島投手が先発。昨日に続いて序盤から点の取り合いとなり、7回にカープが逆転するも、8回にドラゴンズが追いついて7対7となります。そして9回表、本日3本目の内野安打で東出選手が出塁し、2死後に栗原選手が勝ち越し適時二塁打を放ち、その裏を永川投手が抑え、8対7でカープが勝っています。観客数は3万4千7百人ほどでした。
 東京ドームの読売対タイガースはオクスプリング投手と上原投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万5千5百人ほどでした。

2006年07月01日 23:53