2006年07月11日

細かい継投で逃げ切り、連敗止める

[ 野球 ]

 仕事の後に東京ドームのファイターズ対マリーンズ戦を見に行きました。ファイターズ主催試合は、19時半を過ぎると内野自由席が1,000円になるので、それを使っての観戦でしたが、ちょっと仕事が長引いて球場に入れたのは20時頃。その直前にすでに攻撃の山場は終わっていました。
 試合は金村投手と小野投手が先発。初回にマリーンズがベニー選手の適時打で先制するも、2死1・塁からのサブロー選手の中前打は新庄選手の返球で本塁アウトとなり1点止まりです。しかし3回に小野投手の悪送球もあって小笠原選手の適時打で追いつかれます。

 そして1対1でむかえた5回表、2死無走者から四球と安打で1・2塁とすると、サブロー選手の6号3ランが出てマリーンズが勝ち越します。そして3点差で迎えた6回からの試合観戦となったのですが、表の攻撃は先頭の堀選手が安打するものの後続を断たれます。
 その裏、先頭の田中賢選手が安打すると、1死後にセギノール選手の二塁打で2・3塁に。ここでマリーンズはワンポイントで高木投手を投入しますが、稲葉選手との元スワローズ対決に敗れ、2点適時打を打たれます。しかし、なおも続く1死2塁は神田投手が真正面のライナー併殺もあって凌ぎました。
 ファイターズは1点差という事もあり、勝ちパターン継投。その前にマリーンズ打線は6回の堀選手を最後に安打は出ません。一方、7回は神田投手が三人で抑えるものの、8回にここから登板の藤田投手がいきなり田中賢選手に二塁打を打たれます。しかし、続く小笠原選手を抑えた後、藪田投手が登板。セギノール選手を抑えた後、稲葉選手も打ち取り、0点に抑えます。ちなみに、この稲葉選手の打席の時、2-3からの球を最初三振の判定で野手陣が引き上げた後、抗議でファウルに判定が覆り、一度ベンチに戻ったマリーンズ野手陣が再び守りにつく、という場面がありました。
 そして9回は小林雅英投手が登板。先頭の新庄選手を初球で打ち取り、以下も抑えて三者凡退で28セーブ目を挙げました。
 6回から観戦した身としては負け試合を見たような気もしましたが、やはり最後に小林雅投手が投げるのを見ると、「勝ち試合なんだな」という気になりました。まあ、試合の半分を内野席で見て1,000円なら元は取れた、という感じです。マリンの1,400円ももう500円くらい値下げしてくれたらもっと仕事帰りに寄る気になるのですが・・・。
 観客数は1万9千4百人ほど。昨年・一昨年の東京ドーム観戦の時は二階席に人はいませんでしたが、今日はそこそこ入っていました。このあたり、優勝効果によるマリーンズファン増加と、連勝および新庄選手引退興行によるファイターズファン増加の相乗効果なのかな、などと思いました。

 所沢のライオンズ対イーグルスは涌井投手とグリン投手が先発。ライオンズが先制し、イーグルスが4点取って逆転するも、福地投手のプロ初の満塁弾となる第4号が出てライオンズが逆転します。しかし、直後の5回にフェルナンデス選手の適時打でイーグルスが同点に。その後は継投陣が踏ん張って無得点のまま延長戦に入ります。そして10回、この回から登板の小野寺投手が1死1・3塁とし、そこから野選でイーグルスが勝ち越し。ところがその裏、前の回から福盛投手が登板していたのですが、先頭の和田選手の三塁ゴロが失策で「二塁打」に。そこから無死満塁とした後、江藤選手は打ち取りますが、続く代打・高山選手が三塁の頭上を越すサヨナラ打を放ち、ライオンズが7対6で勝ちました。福盛投手は4月以来の失点となっています。観客数は9千人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対ホークスは吉井投手と和田投手が先発。0対0で迎えた5回に5連打でホークスが3点を先制。続く6回にも3点を追加します。一方、和田投手は合併球団打線を4安打無四球に抑え、完封で8勝目。6対0でホークスが勝っています。観客数は1万4千1百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対カープは福原投手と広池投手が先発。2回二死から鳥谷選手と矢野選手の連続二塁打でタイガースが先制します。広池投手は1失点ながら2回降板という「初回からの中継ぎ登板」でした。その後、4回には福原投手の適時打で追加点。福原投手は7回に1点を返されましたが、8回はウイリアムス投手、9回は藤川投手がともに三者凡退を抑え、2対1で勝っています。なお、カープは6人の投手を登板。全て打席に立つことはありませんでした。観客数は4万1千4百人ほどでした。
 金沢のドラゴンズ対スワローズは朝倉投手とガトームソン投手が先発。3回に森野選手と荒木選手の連続適時打で先制したドラゴンズが、続く4回に井上選手の2号2ランで追加点。スワローズも反撃しますが、最後は岩瀬投手が凌ぎ、4対3でドラゴンズが勝っています。観客数は1万1千1百人ほどでした。
 札幌の読売対ベイスターズはパウエル投手と牛田投手が先発。初回に村田選手の犠飛でベイスターズが先制し、3回にはその村田選手の2点適時三塁打も出ます。一方、牛田投手は李選手に28号ソロを打たれるも、それを含め6回を2安打1四球1失点。以下の継投陣も1安打に抑え、計3安打。牛田投手はプロ初勝利です。観客数は2万7千1百人ほどでした。

2006年07月11日 23:55