2006年07月18日

北も南も8回裏に逆転劇

[ 野球 ]

 今日は雨で千葉のマリーンズ対イーグルスをはじめ、甲子園のタイガース対読売・神宮のスワローズ対カープ・横浜のベイスターズ対ドラゴンズと屋外球場はいずれも中止でした。
 その中止となったマリーンズですが、日曜に登録抹消されたベニー選手が足の手術で全治4週間、さらに日曜に死球を受けた福浦選手が指の骨折で全治は未定とのこと。後半に向けて大きな戦力ダウンとなってしまいました。
 さて、福岡のホークス対ライオンズは新垣投手と涌井投手が先発。試合前に王監督の手術が成功したといういいニュースが入っていました。
 序盤は投手戦で、4回にともに好機をつくりますが、いずれも併殺で無得点に終わります。続く5回裏に先頭の本間選手の二塁打を足がかりに、稲嶺選手の犠飛でホークスが先制します。
 ところが直後の6回表、ここまで3安打無失点だった新垣投手が1死後に高木選手に安打されると、続く福地選手の適時二塁打で同点に。さらに四球で1・2塁とすると、ライオンズは重盗を敢行。すると、新垣投手の投球が暴投となってしまい、俊足の福地選手が一気に二塁から生還してライオンズが勝ち越します。さらに中島選手の適時打・栗山選手の1号2ランとライオンズがたたみかけ、この回一気に5点を挙げます。

 涌井投手は6・7回も安打はされるものの無得点で抑え、これは完全にライオンズペースかと思われます。ところが8回裏、先頭の代打・仲沢選手が安打すると、大村選手・川崎選手も連打して無死満塁に。続く柴原選手は左飛を放ちますが、犠飛になるかどうかは微妙な距離。ところがこれをこの回から和田選手に代わって左翼に入っていた高山選手が後逸し、ホークスが2点を返します。ここでライオンズは松中選手に星野投手をぶつけますが、左対左をものともせずに松中選手が適時打を放って1点差に。さらに3番手の石井貴投手がズレータ選手にストレートの四球を出すと、続く本間選手にも押し出しの四球を出して同点となります。
 こうなると流れは完全にホークスに。続く辻選手が2点適時二塁打を放ち、さらに大道選手の犠飛でやっと1死に。そして2死後に大村選手のこの回2本目の安打が適時打となり、この回一挙8点を挙げます。
 そして9回表は馬原投手が三人で抑え、9対5でホークスが大逆転勝ち。ゲーム差を1.5に戻しています。観客数は2万7千8百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対合併球団は金村投手と平野佳投手が先発。合併球団に相性のいい金村投手ですが、今日は初回から連続四球で満塁として内野ゴロで先制され、その後も、後藤選手の3号ソロなどで加点され、5回表に中村選手の12号ソロで4点目を奪われたところで降板となりました。
 平野佳投手は5回までソロ1本に抑え、約1ヶ月半ぶりの勝利目前かと思われましたが、6回に先頭打者に安打されると、連続四球で無死満塁に。そこから稲葉選手・新庄選手の連続内野ゴロがいずれも打点がつき、1安打で2点を奪われて1点差にされ、この回で降板となりました。
 一方、ファイターズは3点負けている局面ながら6回から中継ぎエースの武田久投手を投入。さらに8回も岡島投手が抑えます。
 合併球団も7回は加藤投手が抑えますが、8回裏から登板の菊地原投手が、いきなり田中賢選手に右翼ポール際に4号ソロを喫して追いつかれます。さらに2死から稲葉選手が四球を選び、打席には新庄選手。ここで合併球団はユウキ投手でなくオバミュラー投手を投入。しかしこれは失敗で、新庄選手が初球を打つと、三塁線を抜く適時二塁打に。これで逆転したファイターズは9回をマイケル中村投手が抑え、5対4で逆転勝ちしています。
 ヒーローインタビューは札幌では約2年ぶりとなる新庄選手。週末のオールスターに関する事を聞かれ、「MVPは無理なのでMB(爆笑)Pを目指します」と発言していました。観客数は1万3千2百人ほどでした。

2006年07月18日 23:40