2006年07月06日

関東ローム層

 渋谷のあたりの小道を歩いていたら、水たまりがありました。前日の雨の名残なのでしょうが、面白いことに、そこに溜まっている水は赤茶色をしていました。よく見てみたところ、水たまりの底の舗装にひびが入っており、そこから下の地面の赤土が染み出して、水たまりに溶け出しているのです。
 その赤い水たまりを見て、「東京西部は富士山の火山灰が赤土になって堆積し、関東ローム層と呼ばれている」と子供の頃に習った事を思い出しました。別に知っていて何か役に立つわけではありません。とはいえ、そのような幼少時の知識を生かせる(?)のは嬉しいことでした。それにしても、何百・何千年も前に富士山から跳んできた土が、その後アスファルトに封じられながらも、このような形で地上に出てくる、というのですから、自然というのは面白いものです。

2006年07月06日 23:59