2006年07月08日

渡辺俊投手の好投空しく1点差負け

[ 野球 ]

 神戸の合併球団対マリーンズはデイビー投手と渡辺俊介投手が先発。初回1死から、今月に入って好調の堀選手と福浦選手の連打で好機を作り、ワトソン選手の適時打で先制します。しかしその裏、1死1塁から渡辺俊投手は北川選手に6号2ランを打たれ、逆転されます。
 渡辺俊投手は2・3回と先頭打者を出しながら、いずれも後続を断つなどたちなおります。そして4回以降は完璧に合併球団打線を抑えます。
 しかし、それを打線が援護できません。2回に先頭打者が出るも併殺で三者凡退。その後も毎回のように走者を出しながら、デイビー投手の前に得点できません。

 7回に加藤投手の代わりばなに今江選手が安打するも併殺で三者凡退に。渡辺俊投手は結局4回以降走者を一人も出さずに5安打無四球2失点で8回を投げきり最後の反撃を待ちます。
 その9回表、三番手の菊地原投手から先頭の里崎選手が四球を選び、続くフランコ選手の代打で大塚選手が出ると、合併球団は大久保投手を投入します。1死後、今江選手の安打で1・3塁と一打同点の好機を作ります。しかし、ここで大松選手・西岡選手が打ち取られ、1対2で試合終了。渡辺俊投手は好投むなしく5敗目、またチームは対合併球団4連敗となっています。観客数は2万2千7百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対ファイターズは松坂投手と八木投手が先発。11連勝中のファイターズが4回に小笠原選手の16号ソロで先制します。一方、八木投手は5回の無死1・2塁をライナー併殺で凌ぐなど、走者は出しながらライオンズ打線を抑えます。
 そのまま1対0でむかえた8回裏、1死から高山選手が失策で出塁し、代走の福地選手が盗塁し、赤田選手の適時打で同点となります。9回裏に、ライオンズは1死1・3塁とサヨナラ機を作りますが、ここは二番手の武田久選手が踏ん張り、併殺で凌いで延長戦に入ります。
 「病み上がり」の松坂投手ですが、4回の小笠原選手のソロ以降、走者を一人も出さずに9回まで抑えます。そして延長10回にもマウンドに上がりますが、2死から稲葉選手が通算150号となる13号ソロを放ち、ファイターズが勝ち越します。
 その裏、ファイターズはマイケル中村投手が登板しますが、1死後に福地選手がセーフティーバントを決め、再び盗塁します。すると栗山選手が適時二塁打を放って同点となり、続く赤田選手がサヨナラ打を放ち、ライオンズが逆転サヨナラ勝ちをしました。これでファイターズの連勝は11で止まり、球団新記録達成はなりませんでした。観客数は2万4千7百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ホークスは山村投手と斉藤和投手が先発。初回2死1塁から山村投手の制球が乱れ、3連続四球で1点を献上。さらに城所選手に走者一掃の適時三塁打を打たれた後、森本選手に頭部死球を与えて危険球退場となりました。
 対する斉藤和投手は初回の6回に無死満塁から適時打を打たれて1点を返されるものの、その5回と初回以外は走者を一人も出しません。打線も中終盤に追加点を挙げ、9対1で圧勝しています。一方のイーグルスは6連敗となっています。観客数は1万5千7百人ほどでした。

 秋田のスワローズ対タイガースは石川投手と井川投手が先発。地元凱旋登板の石川投手の立ち上がりをとらえたタイガース打線が、1死1塁から4連打で3点を先制。さらに2回にも1点を追加します。井川投手は8回まで4安打無四球で、特に5回以降走者を出さないなど完封ペースでした。しかし9回に先頭の青木選手に6号ソロを喫し、さらに四球を出した所で降板。二番手の藤川投手も安打二つで1点を返されたものの、最後は締めて4対2でタイガースが逃げ切っています。観客数は2万5千8百人ほどでした。
 広島のカープ対読売はベイル投手と内海投手が先発。初回に前田選手の適時二塁打でカープが先制。今季初先発のベイル投手は2回を1安打無失点に抑えます。しかし2回の打席で三振した後、足を痛めて降板。急遽救援の林投手が代わりばなに二塁打を打たれ、犠打と犠飛で同点とされます。そして同点で迎えた6回裏、先頭の梵選手が三塁打を放ち、続く栗原選手の犠飛を放って勝ち越し。しかも中堅手が失策し、栗原選手も塁上に残り、その後の内野ゴロで生還し、この回2点を追加します。カープ継投陣は4回以降読売打線を1安打に抑え、最後は永川投手が締め、3対1でカープが勝利。これでカープは4位に浮上しています。観客数は2万4百人ほどでした。
 岐阜のドラゴンズ対ベイスターズは山本昌投手と吉見投手が先発。初回に先制したドラゴンズが3回に井端選手の4号2ランで追加点を挙げます。4回にもベイスターズが1点を返す物の、その後もドラゴンズは着実に追加点を挙げます。山本昌投手は6回を4安打で1失点。7回からは4月末以来の一軍登板となる中田投手が3回を無失点に抑え、プロ初セーブを挙げています。観客数は1万6千4百人ほどでした。

2006年07月08日 23:06