2006年06月15日

需要にあわせて供給したが・・・

 幕張本郷駅改札前にプロントがあります。夜は洋風居酒屋になるのですが、従来、ラストオーダーは21時頃でした。すぐ近くに家のある自分でも、快勝した後ここでビールを一杯だけ飲もうか、などという気になります。他にもマリンスタジアム帰りに軽く一杯、というお客さんがいるでしょう。にも関わらず、この時間に閉めてしまうとは、と他人事ながらもったいなく思っていました。
 ところが数日前の21時頃に前を通ったところ、普段と違い、店じまいをしていません。不思議に思ってよく見たら、店頭に出している宣伝用の黒板に「ラストオーダー23時」と書かれていました。別にマリンスタジアム帰りの人ばかりを意識したのではないでしょう。しかしながら、前から勿体なく思っていた身としては、「やっと重い腰を上げたか・・・」という気分になりました。

 ところが、のぞいて見ると、せっかく延長し、しかも店の前には球場帰りの人がちょうど歩いているのに、店に入る人は誰もいません。考えてみれば、長年の事で「この店はもう閉まる」と皆が思っているのでしょう。しかも、営業時間については、黒板の下のほうに書かれているだけ、私だって最初は気づかなかったほどです。これでは確かに皆、営業時間が延びたことに気づかないでしょう。
 せっかく、延長したのですから、もっと目立つように「ラストオーダー23時」と書けば、などと、これまた他人事ながら勿体なく思ってしまいました。もっとも、今日も21時過ぎに通りかかったら、中に入っていく人がいました。少しずつ効果が出ている、という事でしょうか。

2006年06月15日 23:55