2006年06月29日

ゆりかもめ新線区間

[ 交通 ]

 最近開業した、ゆりかもめの有明‐豊洲間に乗りました。あの近辺がまだまだ未開発だということは知識としては知ってはいましたが、実際に乗ってみたら、その車窓風景は想像を絶するものでした。
 有明テニスの森駅のすぐ脇には広大な空地が広がり、「2016年東京オリンピック選手村予定地」という看板が出ていました。国内の候補すら決まっていないのに、壮大すぎる話です。
 さらにすごいのは次の市場前駅。何年後に市場が出来るのかわかりませんが、少なくとも現時点では周囲は一面の空き地。目に入る人影は工事関係者のみです。もちろん、ホームの上には人の気配は一切ありません。ちょうど対抗列車とすれちがったのですが、もちろんともに誰一人降りる人はいませんでした。あまりの何にもなさぶりに「市場がないのに『市場前』は変だし、いっそのこと『無人の荒野』とでも改名すれば観光客も来て収益につながるのでは」などと余計なことを考えてしまったほどでした。
 ほんの8分ほどですが、久しぶりに「何もない車窓風景」を堪能することはできました。そういう意味では楽しい体験でしたが、東京都は大丈夫なのか?と心配になった8分間でもありました。
 

2006年06月29日 23:44