2006年06月25日

投打・守備とも冴えず、連敗

[ 野球 ]

 長野のライオンズ対マリーンズはギッセル投手と小林宏之投手が先発。1回表、先頭の西岡選手がストレートの四球で出塁しますが、後続が倒れ、二塁にも進めずに終わります。するとその裏、先頭打者が初球を打って三塁ゴロ、と思いきや、今江選手が失策して出塁。さらに犠打と四球で2死1・2塁となり、和田選手が適時三塁打を放って先制されます。続く栗山選手の打球は左飛に見えましたがフランコ選手が取れず、記録は適時二塁打となり、この回計3点を失いました。
 さらに3回裏には、内野安打で出塁した走者に盗塁と外野フライで三塁に進まれ、暴投で1点を追加、直後の4回にワトソン選手の適時打で1点を返す物の、その裏、そのワトソン選手の適時失策で1点を追加されます。結局、小林宏投手は4回で降板。5安打で5失点でうち自責点は1と、チームの自滅で失点したという感じでした。

 5・6回は二番手の小宮山投手が得意の打たせて取る投球で完璧に抑え、7回表に2死から四球と連打で1点を返し、再び3点差に迫ります。ところがその裏に登板したバーン投手がいきなりのセーフティバントで出塁されると、2死から3連続四球で押し出しとまたまた自滅的失点。反撃した直後にすぐ取り替えされるという最悪の展開となります。
 そして8回にも1点を返され、一方、打線は8・9回をギッセル投手の前で三人で抑えられ、来日初完投を許し、7対2で完敗。首位ライオンズに1ゲーム差をつけられました。
 二日を通して守備にぎこちないプレーが目立ちました。昨年の長野はナイターで圧勝していましたが、昼の長野とは相性が悪いのでしょうか。観客数は1万5千3百人ほどでした。

 福岡のホークス対イーグルスは神内投手と一場投手が先発。1回裏に一場投手の立ち上がりを攻めたホークスが1死3塁からカブレラ選手と松中選手の連続適時打。さらに柴原選手に2号2ランが出て一挙4点を先制します。一方、神内投手は6回まで2安打無失点とイーグルス打線を抑えます。終盤、イーグルス打線も7回から1点ずつ返し、一方の一場投手も5回以降は1安打にホークス打線を抑えて2回から8回まで無失点投球をするなど、これまでとは違う所を見せます。そして9回にも馬原投手から1点を奪いますが、反撃もそこまで。4対3でホークスが逃げ切りました。これでホークスは同率2位となっています。観客数は3万1千9百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対読売はマルティネス投手と上原投手が先発。3回に読売が逆転しますが、その裏、昨日のヒーロー・森野選手の4号ソロで同点に。さらに4回に2死から長打と失策で1・3塁とした後、森野選手の内野安打と井端選手の適時三塁打で3点を勝ち越します。その後7回に読売が2点を返して1点差に迫りますが、その裏にウッズ選手とアレックス選手の連続適時打が出てこれがトドメに。8回は平井投手、9回は岩瀬投手が抑え、7対4でドラゴンズが勝っています。これで読売は借金1となっています。観客数は3万8千3百人ほどでした。

 唯一のナイターとなった甲子園のタイガース対スワローズは井川投手と石川投手というエース対決。井川投手は初回は三者連続三振、2回は三者連続内野ゴロという素晴らしい立ち上がりを見せます。しかし3回に先頭打者に初安打され、2死2塁となった後、青木選手に適時打を打たれて先制されます。一方、打線は石川投手の前に抑えられ、3回には2死から連打し、5回にも1死1塁から井川投手の犠打で2塁に走者が進みますが、いずれも後続を断たれます。
 ところが6回、1死からシーツ選手が中前に落とすと、ダイレクトを狙った中堅手が取り切れずに二塁打に。すると続く金本選手の適時打ですかさず同点に追いつき、スペンサー選手の内野ゴロがイレギュラーで失策となった1・2塁とした後、矢野選手と関本選手に連続適時打が出て一気に逆転します。
 井川投手は7回を3安打1四球1失点と好投。以下はウイリアムス投手、そして久保田投手の怪我で新守護神となった藤川投手がいずれも無安打で抑え、3対1で勝利しています。観客数は4万8千4百人ほどでした。
 なお、福山のカープ対ベイスターズと神戸の合併球団対ファイターズはいずれも雨で中止になっています。

 ところで、今日は昼に大宮で行われたイースタンの読売対マリーンズ戦の中継もありました。長野と交互に見ていたのですが、初回に辻内投手を打ち込み、3点を取ってなお2死満塁。ここで先発の戸部投手にも2点適時打が出て5点目、さらに南選手の3ランも飛び出し、この回一挙8点を取って辻内投手をKOします。マウンドに立つ前から大量援護を受けた戸部投手は読売打線を無得点に抑えます。さらにパスクチ選手の2ランなどで中押しし、投げては戸部投手の後を高卒新人の林啓投手・末永投手の継投で完封リレー、13対0で圧勝していました。

2006年06月25日 21:18