2006年06月01日

接戦を制してカード勝ち越し・交流戦単独首位

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対スワローズは久保投手とゴンザレス投手が先発。初回、久保投手は2つの四死球で自ら危機を作り、ラミレス選手に適時打を打たれて先制されます。しかし、直後に西岡選手が三塁打を放って内野ゴロの間に同点に。さらに2死1・2塁からのサイン違いで投球が米野捕手のプロテクターを直撃。大きく跳ねる間に二塁走者のベニー選手が一気に生還し、逆転します。
 久保投手は2・3回と先頭打者に安打されますが、いずれも無失点に抑えます。しかし4回、またもや先頭の岩村選手に二塁打を打たれ、真中選手の適時打で追いつかれます。
 ところがその裏、1死から里崎選手が先週に続いてバックスクリーンに4号ソロを放ち、追いつかれた直後に再度勝ち越しました。

 さらに5回には西岡選手が二塁打を放ち、内野ゴロで三塁に進んだ後、ゴンザレス投手が敬遠球を暴投。本日二つめのバッテリーエラーでの得点となりました。その後、打線は6回の満塁、8回の1・2塁でいずれも追加点を奪えず、6試合連続二桁となる11安打を放ちながら、4点止まりでゴンザレス投手を8回までもたせてしまいます。
 しかし、久保投手は6回まで毎回安打されるものの、2点に抑えます。そして7・8回は三者凡退と尻上がりに調子を上げ、スワローズ打線を抑えます。
 そして2点差の9回からは小林雅英投手が登場。今日も簡単に三者凡退で抑え、これで3試合・4イニング連続三者凡退。開幕から2ヶ月間の「きっちり4人」が遠い昔の事に思えるような完璧な投球で19セーブ目、プロ野球記録の6年連続20セーブまであと1としました。
 これでスワローズに勝ち越し、再び交流戦単独首位となっています。観客数は1万7千8百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対イーグルスは福原投手と愛敬投手が先発。初回に初の4番に入ったリック選手の適時打でイーグルスが先制します。しかし、4回には安打した高須選手が盗塁失敗した後に連打が出るなど、ややちぐはぐな攻撃で追加点を取れません。
 愛敬投手は5回まで4安打無失点でしたが、6回に2死1塁から鳥谷選手が4号2ランを放って逆転します。こうなると、昨日同様、7回からウイリアムス投手・藤川投手とつなぐ、「昨年の必勝継投」に。昨日は久保田投手が失敗しましたが、今日は、2死から礒部選手に安打されたものの、最後は抑え、タイガースが2対1で逃げ切っています。福原投手は今季初勝利。逆に6回2失点と好投した愛敬投手は連続無敗記録が止まってから3連敗となってしまっています。観客数は4万1千人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対ホークスは三浦投手と西山投手が先発。育成選手出身で初先発となった西山投手ですが、初回に連続適時打で2点を失い、2回にも相川選手に6号ソロを打たれ、3回途中での降板となってしまいます。
 しかし、ホークスも2回に今季初スタメンの田上選手のプロ初となる1号ソロで反撃し、3回にズレータ選手の適時打、4回には松田選手の三塁打の後に失策で追いつきます。そして一昨日に続いて序盤からの継投でベイスターズ打線を抑え、一方の三浦投手も8回を8安打ながら3失点に抑え、同点のまま9回に。ベイスターズ二番手の加藤投手に対し、ホークスは2死2塁で代打・大道選手。その起用に応えて右前に適時打を放ち、ついに勝ち越します。
 その裏、馬原投手に対し、1死1塁で打席は多村選手。ここで三塁線にゴロを打つと三塁塁審はファウルの判定。それを見た多村選手は走るのをやめますが、球審はフェアの判定。併殺となって試合終了となりました。牛島監督は当然抗議をしますが、覆りません。なんともすっきりしない形ですが、ホークスが4対3で勝っています。ホークスは意外にも今季初の「三タテ」を達成しています。観客数は1万4千7百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対カープ戦は宮越投手と黒田投手が先発。前回、イーグルスにKOされた黒田投手ですが、今日も初回にカブレラ選手に12号2ランを打たれ、2回にも失点します。一方、カープ打線は宮越投手相手に4回まで無安打に抑えられ、その後も得点できません。一方、黒田投手も3回以降は立ち直りましたが、8回にダメ押し点を喫し、完投しながら4敗目。一方、ライオンズは8回途中から星野投手・小野寺投手の継投で完封リレー。4対0でライオンズが勝ち、カープを3タテ。連勝を4としています。観客数は1万1千4百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対ドラゴンズは吉井投手と佐藤充投手が先発。3回に合併球団が先制しますが、5回まで3安打無失点の吉井投手に、ドラゴンズが6回に三連打で同点に。さらに2死から代打立浪選手の勝ち越し適時二塁打。続く森野選手の適時打に失策もからんで、この回計5点で逆転します。佐藤充投手は4回以降は合併球団打線を2安打に抑え、2試合連続の完投で3勝目を挙げています。観客数は1万4千7百人ほどでした。
 札幌のファイターズ対読売は八木投手とグローバー投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万5百人ほどでした。

2006年06月01日 23:49