2006年06月19日

交流戦二連覇決定

[ 野球 ]

 今日のマリーンズは試合がなし。しかしながら、神宮のスワローズ対イーグルスでスワローズが負けると、スワローズと同率以上が決定し、マリーンズの交流戦二連覇が決まります。今季これまでイーグルスはスワローズに無安打無得点を含む5連敗中です。しかし、今のイーグルスは4カード連続勝ち越し中と好調なだけに、好勝負が期待されました。
 その試合はゴンザレス投手と山村投手が先発。初回、2死1塁でフェルナンデス選手がライナーで左翼席に飛び込む18号2ランを放って先制。再びカブレラ選手と並び、本塁打数リーグ首位となります。さらに3回1死から鉄平選手が内野安打で出塁すると、続く出場選手登録即スタメン三番の新外国人・バレント選手が適時二塁打を放ち、来日2打席目の初打点で追加点を挙げます。
 一方、今季対スワローズ戦で2試合連続4回7失点KOで対戦防御率14.6の山村投手でしたが、今日は好投します。4回までスワローズ打線を1安打に抑え、5回に無死から連打で1・2塁とされるものの、続く宮出選手のいい当たりを草野選手が好捕して遊直で併殺となるなど、守備にも助けられ、6回まで無失点に抑えます。
 しかし7回、先頭の岩村選手に二塁打を打たれ、1死後にラロッカ選手に15号2ランを喫し、1点差となります。しかし山村投手は続く福川選手を抑え、そこで降板。5安打無四球2失点で過去2試合の借りを返しました。

 イーグルスは最近、安定感が大幅に増した救援陣が登板。二番手の青山投手が8回1死から安打されると、河本投手・小倉投手が「一人一殺」でスワローズ打線を抑えます。さらに9回表にイーグルスは、高須選手に貴重な代打適時打が出て2点差をつけます。
 その裏は当然ながら福盛投手が登板。21試合連続無失点の実績そのままに、スワローズの三・四番を抑えます。そしてこれまたラロッカ選手の打球が礒部選手のグラブに収まり試合終了。この瞬間、マリーンズの交流戦2連覇が決定しました。観客数は1万人ほどでした。
 明日、マリーンズが負けてスワローズが勝つと「同率優勝」になりますので、確定した賞金は2,500万円です。逆に言えば、それ以外の勝敗だとマリーンズの単独優勝と5,000万円独占が決まります。というわけで、今日の時点で「優勝」は決定。途中から藪田選手を欠くなど、万全のチーム状態でない中の連覇は立派の一言に尽きるでしょう。また、イーグルスがスワローズに初勝利を挙げたため、今季交流戦での唯一の「6タテ」はマリーンズ対読売のみとなっています。

 甲子園のタイガース対ファイターズは井川投手と金村投手のエース対決。5回表までは0対0でしたが、5回裏に先頭の赤星選手が四球で歩き、1死後に金本選手に9号2ランが出てタイガースが先制します。さらにスペンサー選手と片岡選手の連打で再び好機を作ると、矢野選手の適時三塁打、藤本選手の適時二塁打が出て5連打で計5点を挙げ、金村投手をKOします。
 井川投手は援護を貰った直後の6回表に稲葉選手と新庄選手の連続適時打で2点を返されますが、後続を断ちます。そして7回からは「いつもの三人」で継投。9回裏に失策で走者が出た後、久々の甲子園となる坪井選手の二塁打などで1発出れば逆転の好機を作りますが、最後は久保田投手が抑え、タイガースが5対2で勝っています。観客数は3万6千1百人ほどでした。
 神戸の合併球団対読売はデイビー投手と木佐貫投手が先発。0対0で迎えた4回裏に、2死1・2塁からグラボースキー選手の第2号となる3ランが出て合併球団が先制します。グラボースキー選手は今日も含めて今季計3安打ですが、それはいずれも読売戦。本塁打2本ですから対読売戦に限っては打率5割・打点4・得点3で長打率16割です。その一方、それ以外の球団相手にはいまだに安打がありません。「年6回の対読売戦のみ合併球団の勝利を願う」という私のような人間にとっては理想的な選手と言えます。
 その後、村松選手の3号ソロで追加点を挙げ、デイビー投手は8回まで6安打3四死球ながら読売打線を抑えます。ところが9回からそのデイビー投手を降ろして菊地原投手が登板しますが、先頭の李選手に打たれて交代。続く大久保投手も2死を取ったものの、そこから3連打で2点を返され、なお2死1・3塁と一発逆転のところで加藤投手が登板。鈴木選手を初球で打ち取り、「1球でセーブ」を達成し、合併球団が4対2で勝利。グラボースキー選手がデイビー投手とともにお立ち台に上がっています。観客数は1万6千4百人ほどでした。

2006年06月19日 22:44