2006年06月17日

終盤追い上げるも、スワローズに連敗

[ 野球 ]

 神宮のスワローズ対マリーンズは石川投手と清水直投手というエース対決でした。ところが1回裏、先頭の青木選手に安打され、1死後に岩村選手がゴロで左中間を抜く適時二塁打で先制され、ラミレス選手のポテン安打の後、ラロッカ選手、さらには四球をはさんで宮出選手に適時打が出て、いきなり4点を失います。
 清水直投手は、2・3回は抑えましたが、4回に2死1・2塁からラミレス選手に左翼席に入る3ランを喫し、0対7と序盤で大差をつけられます。

 一方、打線のほうは石川投手の前に4回まで無安打に抑えられます。しかし、7点差をつけられた直後の5回表、フランコ選手が相手のまずい守備に助けられた安打を放つと、続く里崎選手が左翼席に7号2ランを放ち、反撃を開始します。
 さらに6回には堀選手とベニー選手の安打で1・2塁とし、5番に入った今江選手の適時打、さらには2死から二番手の館山投手に対し、里崎選手の中前に落とした当たりが適時二塁打となり、この回3点を返し、2点差まで詰め寄ります。
 さらに投げては2番手の小宮山投手が好投。安打はされるものの、得意の打たせて取る投球で追加点を許しません。この展開は、最終的には負けたものの5点差を追いついて延長に持ち込んだ5月31日の千葉でのスワローズ戦を彷彿させました。
 そして7回、代打攻勢をかけるマリーンズに対し、館山投手の制球が乱れ、四球と死球で無死1・2塁に。そして2死後に福浦選手の打席で高井投手が登板しますが、初球がヘルメットに当たる死球となり、危険球退場に。1球での降板となってしまい、無安打で2死満塁となります。ここで長打が出れば逆転の好機でしたが、ベニー選手が木田投手に抑えられ、凌がれます。
 三番手の神田投手も7・8回を抑え、防御率0を今日も守ります。しかし打線が8・9回とも走者は出したものの、木田投手に抑えられ、スワローズが7対5で勝利。交流戦首位の座を奪われました。明日負けると、単独優勝がなくなります。観客数は2万8千2百人ほどでした。

 ところで、清水直投手のブログによると、終了後に帰ろうとする清水直投手に、非常識な罵声を浴びせた輩がいたそうです。他にも、マリーンズの選手や関係者がいくら不快感を表明しても読売の李選手へのブーイングを執拗に続けた輩が沢山いました。他にもいろいろありますが、ここのところ、はっきり「マリーンズファン」の質は低下していると言わざるを得ません。
 まあ、昨年の大活躍で「ファン」が増えたわけで、増えればロクでもないのも流入します。ある意味仕方ないと言えるかもしれません。いずれにせよ、かつて「十二球団一のファン」と言われたのも今は昔、という感じです。昨年秋あたりから球場やTVで見た感じでは、「十二球団一」どころか、「パリーグの中でBクラス」という質なのでは、と思っています。

 大阪ドームの合併球団対タイガースはオバミュラー投手とオクスプリング投手が先発。2回に藤本選手の適時打で先制したタイガースが、4回にスタメン抜擢の林選手の1号3ランで追加点。さらに6回には2打席連続となる2号ソロを放ち、4打点を挙げます。一方、オクスプリング投手は5回まで1安打投球で、6回に北川選手に適時打を打たれるも、その1点に抑えます。以下は「いつもの三人」が3回を抑え、タイガースが5対1で勝っています。観客数は3万4千6百人ほどでした。
 札幌のファイターズ対カープは武田勝投手と大竹投手が先発。初回にセギノール選手の適時打で先制し、3回には小笠原選手の12号3ランで追加点。5回にも2点を加えます。カープも反撃しますが、武田勝投手が7回途中まで4失点に抑え、最後はマイケル中村投手が締め、ファイターズが5対4で逃げ切っています。観客数は2万1百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対ホークスは朝倉投手と田之上投手が先発。初回にアレックス選手の適時打で先制すると、その後も朝倉投手に適時打が出るなど、中盤に着実に追加点。一方、ドラゴンズは朝倉投手が6回途中で降板した後、4人の投手でホークス打線を1点に抑え、9回に走者が出てセーブのつく場面になると岩瀬投手が登板し、5対1でホークスに連勝しています。観客数は3万8千1百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対ベイスターズは帆足投手と秦投手が先発。初回にベイスターズが2点を先制しますが、3回にカブレラ選手の16号3ランで逆転。さらにカブレラ選手は17号・18号と3打席連発で5打点を挙げます。一方、帆足投手は5回途中で3点目を取られて降板したものの、そこから4人の投手で抑え、最後は小野寺投手が締めて6対3でライオンズが買っています。観客数は1万9千1百人ほどでした。
 東京ドームの読売対イーグルスは工藤投手とグリン投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万4千6百人ほどでした。

2006年06月17日 23:34